バカッターなのは果たしてどちらなのか
まぢやばいんだけど笑(アイスケースに入った男性の写真付き)
こんな感じのツイートが発端となり、その後続々と若者達の非常識な行動がTwitterにアップ→炎上している。
つい最近も本当が嘘かはわからないが、人の自転車を盗んだといった内容のツイートがなされ、炎上しているようである。
私はこの一連の流れに、常々違和感を覚えていた。というより物凄く気持ちが悪いと思っていた。
まず、前提として言っておくが、これら若者の行為については全面的に彼、彼女らに非があると思っているし、正直イライラする。
面白い事を一切考えられず、ユーモアと迷惑行為の区別もつかない癖に「面白いっしょ?」と言わんばかりのツイート。
すげえつまんない。すげえ、つまんない。すげえつまんない!
ただ、それを理由に全く関係のない赤の他人が当事者の個人情報を調べ上げ、それを全く関係のない赤の他人が拡散する。
この流れにも虫唾が走るのだ。
まず第一に、「万が一にも冤罪だった場合どうするのか」この可能性を一切考慮していない点。愚か以外の何物でもない。
例えばこの写真をご覧いただきたい。
いつぞやに行った北海道旅行にて
どうだろうか、危険行為に他ならないように見えるではないか。
しかし、実際のところ、ここは北海道の小樽にある観光スポットの一つである「手宮線跡地」で、現在はもちろん電車は走っていない。
人通りのあるところで寝転がるなんて非常識だ、と言われればそれまでだが、通常の感覚からすると「アホだなあ」くらいのものだと思う。
そういった事情を一切伏せて、「ひい!?轢かれる〜」なんつーツイートだけをしたらどうなるか、想像に難くない。
第二に、「お前に関係ないだろ」という点。
全国展開している店舗の従業員がした行動であれば、自分が利用している店舗でも同様のことがあるかもしれないという懸念から文句を言うのもわかる(それでも電凸に止めて、個人情報を晒すべきではないと思うが)。
しかし、それ以外の加害者、被害者、その他当事者以外の人間が個人情報を晒したり(それに加担したり)、電話で店等に文句を言うというのはどうなんだろうか。
それが当事者のためを思っての行為というのであればまだしも、ほとんどの人はそうではないだろう。
日々のストレス、不満、怒り、そういったもののはけ口にただ使っているだけ、そんな気がしてならないのだ。
にもかかわらず、さも「悪い事許せない!」みたいなあの感じ、正直気持ちが悪い。
特に未成年の喫煙や、飲酒に関してがそうで、あれこそ本人の為を思って注意している人間以外は放っておけよと思わずにはいられないし、個人情報を晒すなんてもっての外である。
以上の理由から、私は一連の「クソほどにも面白くないツイート→炎上→個人情報公開→本人終了」という流れに懐疑的なのだ。
確かにああいったツイートはムカつくし、酷い目に遭えばいいとも思う。
しかし、そういった感情に任せて、安易にあの流れに乗るというのは、頭で物を考えない、恥ずべき行為である。
いったん自分の中で消化したり、本人がやったということが確実だという裏がとれたりした場合のみ、個人情報を晒すなり、電凸するなりすれば良い。
別に物事を冷静に見られる俺かっけーというわけではない、自分もいつか似たような目に遭う可能性があるから言っているに過ぎない。
明日は我が身、気持ちはわからなくもないが、少し冷静になって行動してはいかがだろうか。