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RAINBOW 二舎六房の七人 第14話「Revenge」(ネタバレあり)


冒頭、いきなり石原の狂った顔から始まったわけだが、マリオはこの廃人を一体どうするのか、バラエティの手法よろしく後回しという焦らしプレイが待っていた。

ということで、まずは変態ジジイこと佐々木の話へ。

前々回の二舎六房メンバーの“挨拶”は、佐々木にとって結構なダメージだったようで、必死に大丈夫だと言い聞かせる佐々木が滑稽でならなかった。

と、そこに電話がかかってきて、一気にニタァと気味の悪い笑みに変わる佐々木。

相変わらずの性癖が発動したわけだが、しかしこれ誰得だよ・・・。

ウキウキで事務所を出て旅館へ行くと、待っているはずのお気に入りはおらず、代わりにジョーが現れ佐々木をどこかに連れて行く。

連れて行った先は海。

そこにはスッポン、バレモト、キャベツが待っており、人一人が入れる穴がぽっかりと空いていた。

なるほど(笑)

萌えアニメや漫画などの海の描写でよくある頭だけ出ているあれを、まさか佐々木にやるとは・・・。

まあ、とはいえニュアンスは全く異なっており、干潮の時に埋める→満潮になると・・・という結構えげつないものであったが。

結局命乞いをし助けてもらったようだが、これだけで佐々木が改心するとは到底思えない。きっと次の作があるのだろう。


一方こちらは単独行動をとっていたマリオ。

節子の所に現れ、そこで私達が気になっていたことの顛末を語ってくれた。

結局のところやはり殺しはしなかったようで、最後にアンチャンが石原と対峙した際にとった行動を石原から聞き、殺す価値すらないと判断したようだった。

まあ、これで殺していたらまたマリオだけ院に逆戻りなわけで、それなんて無限ループになってしまうしな。

というかナレーションの「石原は汚く惨めなゴミでしかなかった」って(笑)


こうしてマリオは死してなおアンチャンに救われ、石原の件はこれで恐らく解決。

残るは佐々木だが、なるほどあの海岸で今までの変態っぷりを全部吐かせてそれを録音し、選挙演説の時に流すという作戦だったのか。

この時代にレコーダー的なものが容易に手に入るのかは甚だ疑問だったが、手に入らなかったとしてもバレモトの天才的な頭脳により作ったのだろうということにした。

話がそれたがここまですれば社会的にももう抹殺されたも同然。

しかしいくら命の危機に瀕していたからとはいえ、「許してくれ、私は病気なんだ!私は嫌がる少年を犯した、変態ジジイなんだ!!」と自覚していたことには笑った。


こうして石原、佐々木両名の呪縛から皆が逃れることができ、それぞれがようやく前を向いて歩いていけそうである。

うむ、完全に良い最終回だった。

1クールであれば確実にここまでだったのだろうが、このアニメは2クール、次回からどうするのかと思っていたら、マリオ君恋物語が始まるらしい。

節子もようやっと前を向いて生きていく決心がついたようだが、相手はあのアンチャンでしかも死んだ人間。

死んでしまった人間というのは相当に美化されるのが定石だが、美化しなかったとしても偉大なアンチャンが相手となると相当厳しい戦いになりそうである。

また、最終的に節子がマリオに傾くようにするなら、相当丁寧に心理描写を施さないとただのビッチと揶揄されてしまうため、持っていき方が難しそうだなあと。

こうした意味でも、今後の展開が楽しみである。


そういえば、本編とは関係ないが、OP・EDはこのままなんすかね。