デュラララ!! 第17話「有為転変」(ネタバレあり)
やっぱりこの作品すごかった。
一見何の関係も無いようだった登場人物がここにきて見事につながってきており、これから起こる大きな何かを予感せずにはいられないのだ。
特にセルティや静雄、臨也といった化け物の陰にいて余り目立たなかった高校生トリオ、帝人、正臣、杏里が実は池袋を3つの勢力に分けたときのそれぞれのトップだったとかもう熱過ぎる。
しかも、この3つの勢力も結構複雑で、黄巾族とダラーズは見事に分割されているのに、妖刀軍団がその2つの勢力にそれぞれ属している者も含んでいるというね。
今までの大きな事件も、実は最終的なゴールに向けての伏線だったっぽいしこりゃ本当にしてやられたわ。
まあいかにも厨二設定だがそれでも構わない。面白いものは面白いのだ。
臨也が何をたくらんでいるのかは分からないが、終わり方さえ間違えなければ面白かったアニメに名を残す作品になるのではないだろうか。
さて、そんな熱いデュラララ!!、今回の話で切り裂き魔編は一応の幕を閉じた形になった。
杏里がどこか壊れていたのは幼い頃の虐待&両親の死だったようなのだが、むしろよくあの程度で済んだなと。
普通虐待され続けた挙句目の前で母親が父親を殺して自殺とか、精神崩壊を起こしてもおかしくないと思うのだが。私だったら廃人コースまっしぐらである。
そりゃ彼女にしてみれば春奈なんてチンカスですわな。ただ1人の、しかもしょーもない教師に執着してるだけだし。
願わくは帝人、正臣によって少しでも幸せを感じてくれればなあと思うのだが、これからこの3人はどうなるのだろうか・・・
ところで、本筋とは余り関係ないのだがセルティって便利ね。
あの影の汎用性には驚かされるばかりである。
何だかセルティの能力にちなんだグッズとかが展開できそうな勢いなのだが、実はもうあるとかないよな。
ああ、あとウォーカー達が乗っているワゴンが痛ワゴンになってたね。
そのうち街中であれと全く同じ奴が走りそうで怖いのだが、さすがにそこまでヲタクも馬鹿じゃないと思いたい。
そんな感じでぎゅっと内容の詰まったこの作品、次回はスーパー正臣タイムのようですね。
恐らく最後に起こる何かに向けて、伏線の最終段階に突入したと思うのだが、どうなるか全く読めないので非常に楽しみである。
正臣と病室の彼女との関係とか、臨也とのやり取りとか、早く続きが見たいであります。