閃光のナイトレイド 第5話「夏の陰画」(ネタバレあり)
この話、最終的なゴールに何か関係のある話だったのだろうか。
今回は葛の過去にまつわる話だったようなのだが、全体的に説明不足の感は否めなかった。
筋としては昔仲のよかった親友が大人になり、自らの持つ信念というか思想によって葛とは生き方というか道が分かれてしまったみたいな感じだと思うのだが、正直何が言いたかったのかいまいち伝わらない。
「変わってしまうことの悲しさ」なのか、「葛の持っている信念」なのか、「共産党と国民党のいざこざ」なのか、「待つ女の美しさと儚さ」なのか・・・
せめてもう少し葛の幼少期の話や西尾の人となり、西尾と愛玲の関係などを詳細に描写してくれないとどうしても「ふーん」で終わってしまうと思うのだが。
最終的に西尾が死んだときに足の古傷見せられて、「な?」みたいな終わり方されても・・・
最悪上に挙げたような描写を抜きにしても、葛が西尾と会って何を確かめどうしたかったのかはちゃんと描くべきだったのではないだろうか。一目見たかっただけって納得できないし。
来週はまた技のデパートである雪菜の兄の部下が出てくるらしい。
やはりメインは雪菜の兄である勲関連のようなのだが、どうも全体の軸となるストーリーが見え辛い。
ゴールが見えない物語ほど見ていて面白くないものはないので、桜井機関ないしメインの4人が最終的にどうしたいのかをもう少し明確にしていただければなあと思う。
こんなんだから今、現在見ているアニメの中で切るか切らないかが一番危ういですぜ。