B型H系 第12回(最終回)「23話 僕らのために世界は回る さよなら…B型H系/24話 天使になった山田! さらば!B型H系!!/25話 神様!B型H系よ、永遠に」(ネタバレあり)
前回すんでのところでやり損ねた小須田と山田。
それぞれがそれぞれの姉妹(姉弟)にやり方を聞くという、後に思い返した時頭を抱えたくなるような行為に出たのだが、それだけ必死なのだろう。
で、小須田の姉は直球で質問されてものすごく照れており、そこにというか中の人に萌えてしまった。
あと地味に驚いたのは山田の妹、てっきりヤリーマンだと思ってたのに“そういうこと”は知らないらしい。今まで付き合ってきた男、よく耐えたな・・・
こうしてそれぞれが心の準備を整え、回りくどいことは一切せずラブホに直行。
入ることに若干のためらいを見せつつも、そこをタイミングよく来た先生による無意識の後押しにより何とか中に入ることに成功する。
しかしナレーション、クリスマスの早朝に妙齢の女がとか扱い酷すぎる。
中に入り、気分を高めるためAVを見る2人だったが、ことあるごとに出てくる「体の芯からポッカポカー」って何だよ。
内容も何だか終始笑いながらやってるし、そんな明るいもんじゃないだろAVって。
という前置きというか笑いどころが終わったところで、さていたしますかという流れに。
エロいシーンになると流石にギャグをはさむ余裕もないのか、なんというか突っ込みどころが余りないためただのエロアニメを見ているようななんともいえない気持ちになってしまう。
と、思ったそばから故障中の回転ベッドが興奮した山田の手により起動してしまい、高速回転→小須田の子小須田が出た状態で落下→骨折(笑)
普通故障しているベッドがある部屋なんて使わせないだろうに。
こうしてラブホで骨折という、聞いただけだとどんだけ激しいんだよと誤解されそうな失敗をおかしてしまった小須田。
そんな入院した弟を見舞いに来て、第一声が「前?後?」とは流石お姉さまである。いや、まずは大丈夫?でしょうが。
結局また生殺しとなってしまったわけだが、それでも山田はへこたれない。
ナース姿で小須田を悩殺しようと、部屋に向かう段階で変身していたのだが、これ見つかったら怒られるどころじゃすまないと思う。
そしてまたお約束、小須田の病室には宮野が見舞いに来ており嫉妬。
ナースの格好をしたのもただ着てみたかったからだと意地を張る山田に、「すごく可愛い、看病されたい」というフォローなんだか本心なんだかを告げる小須田。
うーむ、小須田がここにきて山田の扱い方をわかってきたな、最終回だけど。
そのあとまたエロい流れになり、お医者さんごっこというまだ満足に最後までいってないにもかかわらずマニアックなプレイをするも、本物のナースの登場でまた途中で終わってしまった。
そして年末、小須田家は家族総出で初詣に行くため骨折した小須田は家で一人になるという最後のチャンス、小須田の見るテレビに映る紅白的なものに出ているのは山田の中の人ではないだろうか。
そんな小須田の様子を見に、恐らく竹下辺りが言い出したのだろうがクラスの何人かが小須田家にやってくる。
もちろん山田も来ており、さりげなくみんながいなくなる時にその場に残る山田。
クラスメイトもそのことに気づくが、竹下のナイスなフォローにより事なきを得ていた。
山田はこの12回でどれだけ彼女に迷惑をかけたのだろう、返しきれない恩があるような気がする。
こうして最後にまたお膳立てをしたもらったにもかかわらず、小須田が風呂でのぼせるというまさかのベタなオチにより結局最後までダメだった。
やはり原作ですらまだらしいので、アニメで先を越すわけにはいかなかったのだろうか。
そしてラスト。
主要人物それぞれの初詣の様子をお送りし、みんなの願いを聞いたのち最後は小須田と山田2人きりの初詣シーンで終わった。
結局山田の「エチ友100人」という目標は達成できなかったわけだが、別にそれがこのアニメの真の目的じゃなかったわけで、全体的にはまとまってたんじゃないのかなあと。
ラストもこれからの2人の未来が明るそうな、実に希望に満ち溢れた終わり方をしていたし、昨今の最終回グダグダの法則から見れば、十分な出来だったと思う。うん、いい最終回だった。
とはいえ、2期は非現実的だけどね(笑)