お風呂の浴室でiPhoneを入れる防水ケースを買ったので感想を書く
今年の冬はそこまで寒くないな、なんて油断していたらいきなり寒くなり、最近では入浴時にすっかり湯船につかるようになっている。
私はお風呂の中で本を読んだり、テレビを見たり、ロード全13章を歌いきったりするほど長風呂ではないのだが、それでもシャワーで済ませていた夏とは違いどうしても湯船につかっている間暇になる。
そこでふと、いつだったかにゼミの友人の誕生日に他のみんなでプレゼントした「中にプレイヤーを入れて音楽を聴くたまご型のやつ」を思い出し、自分もそれを買うことにしたのだ。
ちなみに、私の誕生日の時にはこれを頂いた。
なんでやねん
思い立ったが吉日ということで、さっそくそういうグッズを取り扱っていそうな東急ハンズへと行ったのが先週のこと。
バスコーナーをうろうろしていたところ、更に暇をつぶせそう、というか、最早暇をつぶせ過ぎて湯船で私の出汁がとれてしまうようなものを発見してしまった。
それがこちら。
世紀の発明
なんて物を作ってくれたのだろうか、これではますますiPhoneが手放せなくなってしまうではないか。
もうあまりにも手放さないので、最近はめがねよりも体の一部と化してきている気がする。
こうして、私にとって禁断のアイテムを運悪く発見してしまい、嬉々として購入しその日の夜。
誰が見ても上機嫌の状態で、説明書を読みiPhoneをセットしようとしたところ、気になる項目を発見した。
なるほど、確かにこれで水が浸入してきてiPhoneが壊れてしまっては、ご機嫌な入浴が一瞬にして悪夢に変わってしまうし、携帯が使えなくなるのはシャレにならない。
例え本来の用途である電話、メールがほとんど使われていないとしても、それでも困る物は困るのだ。
ということで、使用前に言われた通り水に沈めてみたところ、「ポコポコポコポコ・・・」と空気の泡が浮かび上がってきた。酷すぎる。
この時の私の落胆っぷりといったら尋常ではなく、恐らく松岡修造がどんなに頑張っても暫くは立ち直らせることができなかったと思う。
そんなちょっぴりほろ苦い経験を経て本日、電話で東急ハンズに尋ねたところ交換してくれるとの事だったので、再び東急ハンズへと趣いた。
ここのところ毎週水曜に東急ハンズに行っているので、そろそろ店員さんたちの間で「真ん中モッコリ」とかそういうあだ名が付いていてもおかしくない。
そんなことを考えながら係りの人に電話の件を伝えるとすぐさま新しい商品を出してくれたのだが、その時詳しく事情を説明していたら係りの人の反応が何やらおかしい。
話を聞いてみると、どうやらこのケースは水に沈めることまでは想定しておらず、浮かべるまでが正しい使い方で完全防水ではないらしいのだ。
恥ずかしい、恥ずかしすぎて今すぐ逃げ出したい!
しかし、これでいきなり逃げ出したらそれこそ変な人なので、大人しく話を聞き「説明書からして勘違いしても仕方ないでしょ!」と駄々をこねたくなるのをグッと堪えて自分の非を認め謝罪したところ、店員さんが「どうされますか?」と尋ねてきた。
これを「おうおう、言いがかりつけてきよってからに、どう落とし前つけてくれるんじゃコラ。それともまだゴネるんか」と言っていると解釈した私は、「私が勘違いしてしまったので・・・」と交換せずに持ち帰る意思を示した。
ところが、これは私の早合点で、なんと交換は“もちろん”致しますがこちらの商品でよろしいですか?それとも返品なされますか?という意味だったのだ。
なんて感じの良い人、いや感じの良いお店なんだろう。大量の涙でケース内に水が浸入する勢いで感動した私、使用方法が間違っていたとしても不安だったのでお言葉に甘えて交換してもらうことにした。
こんなダメな私が唯一できる恩返しは宣伝することくらいなので、「東急ハンズ渋谷店はとても感じが良いお店です」ということをここに書き記しておこうと思う。
店員さんの接客は本当に丁寧で、こちらが恐縮してしまうレベルだった。また行きたいと思わせる笑顔が、そこにはある。
こうして紆余曲折を経てほんの数時間前、ようやくiPhoneをケースに入れて入浴することができた。
こんな感じ
音楽はもちろんのこと、アプリも使用できるのでツイッターなんかも見ることができとても感動した。電話やメールは使わないから知らない。
さらに写真まで撮れるので、喜びのあまり何枚か撮ってしまったのだが、流石に自分の裸はいくらテンションが上がっていたとしても撮らなかった。私は誰も得しないことはしない主義なのだ。
愛用の浴室用枕
湯気のおかげでなんだか幻想的なライト
というわけで、本日ようやく使用することができたこの防水ケース、使用後にiPhoneがいきなり沈黙するというような嬉しくないサプライズもなく、とても快適に使用することができた。
好きな音楽をかけて入浴するなんていう昔だったら考えられないような事ができて、お風呂から上がった今も私、非常にご機嫌である。
そんなご機嫌な状態で日記を書きながら、写真を撮るために取扱説明書を手にとって先ほど何気なく読んでいたら、
んっ・・・?
水に・・・沈めて良かったんじゃないか・・・。