最終防衛ライン
小生、極度の心配性ゆえ出かける前に“大”をしないと不安で不安でたまらなくなる。
とはいえ、自分の身体を完璧にコントロールするという、スタンドだったらちょっとガッカリするような能力があるわけも無く、もやもやしたまま出かけることも多々あるわけだ。
昨日もそんな感じだったので、冷蔵庫にあった「飲むヨーグルト」に目を付けたわけだが、それがいけなかった。
短絡的思考ってダメだ。
飲むヨーグルト飲む→お腹ぐるぐる→スッキリ!
こうなる予定だったのだ。そして事実そうなったんだ。
が、電車の中でね、第2波がやってきたのよ。まさかの時間差攻撃だよ。
でも私、自慢じゃないが肛門括約筋には自信がありましてね、1時間程度ならいつも余裕で我慢できるのだ。
昨日も最初は大丈夫だろうと高をくくっていたのだが、どうやらいつもの奴とは一味違う。
華厳の滝の水は止められても、私の華厳の滝は止まりそうも無かったのだ。
目的地に着く前に途中で降りるという、屈辱的な行動を初めて取らざるを得ないぐらいの陣痛で、降りてから理想郷へと到着するまでなるべく刺激しないように、小刻みに移動するほど危機的な状況だった。
で、半ば漏れてるような気配に気付かない振りをして、やっとこさ着いたよトイレに。
ズボンを下ろしたか下ろさないかという段階で、食い気味で奴は投下されたよ。虹が出来るんじゃないかって勢いで。
まあ、凄く辛かったが、人としての尊厳を失わずに済んで良かった。で、終われば良かったのだが、何かやり遂げたかのような顔で電車に乗ったところ、何分も経たないうちに第3波が襲ってきましてね。
神はまだ私に試練を与えるつもりかと、もう諦めたくなったが、やってしまった後の周りの乗客の反応を想像して我慢。
その後結局根性で大学まで我慢してやったよ。やればできるもんだ。
およそ普通の“大”に似つかわしくないシャワーのような音が出たがね。いらない情報だね。
このような感じで、もう二度と飲むヨーグルトは朝飲むまいと誓ったわけだが、実はこの日記書くの二回目なんだわ。
昨日は色々ついてなくて、とどめと言わんばかりに書いている途中フリーズしてね。
もう次からこういう日は何もせず、ただ貝のように生きようと固く誓った22の夜だった。