雪影
さくさくっと内容を説明すると、舞台はとある雪深い田舎町。
幼少の頃主人公はそこで両親と3人で暮らしていたのだが、ある日両親が雪山で遭難。
そのまま帰らぬ人となってしまい、1人取り残された主人公。
途方に暮れる主人公の前に、自らを姉と名乗る女の子が現れ…
で、この“自称姉”によって何とか立ち直った主人公は、
東京の親戚に引き取られるわけだが、毎年冬になると姉の元へ帰省するのだ。
最初はただそれだけで十分だったわけだが、いつまでもそう上手く行くわけも無く、
登山の趣味のない両親が何故山で死んでしまったのか、姉は一体何者なのか、
舞台である上山(かみのやま)に伝わる霜神とは何なのか…
様々な謎を調べていくうちに、物語は大きく動き出すわけである。
まず、内容以外のことで個人的に気になったこと。
- スキップ機能が甘い
- 絵が下手
- 日常の部分が長いため、若干の中だるみ
で、肝心の物語に関してだが、絵の第一印象とは異なり意外に悪く無かった。
私は別にロミオ厨でも何でもないのだが、流石といったところだろうか。
文章もきちんと書かれていたし、構成も文句ない。
一つ気になったのは、少しひぐらしっぽかったかなーと。
まあ、内容は郷土史に関することだったので、被る部分は無かったのだが、
表現の仕方等が少し似通っていた気がする。
ということで、今回はいつもと違ってこんな感じで書いているが、
別に面倒臭くなったからとかじゃなくてね、
ルートが深雪以外バッドエンド扱いだったためなのだ。ホントだよ?
先ほど少し触れたが、この作品は郷土史に関する記述が多い。
その為、そういうものに興味のある人の方がより楽しいと感じると思う。
かくいう私もその中の一人なわけで、少し主観的なレビューになってるかと。
客観的に見るときっと60〜70点ぐらいのできだと思うので、
気が向いたら中古でも買ってやってくださいな。