マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!(ネタバレあり)
今、この時期に観るアニメ映画といえば・・・そう、
ということで、別に公開して間もないとかそういうわけでもないのに、何故このタイミングで行ったのか、恐らく100人に聞いたら100人が「いや、だったらエヴァ観に行けよ」と言いそうな気がするが、昨日観に行ってきた。
更に、ここで驚愕の新事実をお届けするが、なんと私、マクロスFは見ていたものの、7にいたっては全くの未見だったりする。
繰り返すが何故行った。
まあ、実際のところは友人に誘われ、Fの方は結構好きで見ていたのでホイホイ付いていっただけであり、そんな軽い動機だったため、7を見ていないなんていうのも大した問題ではないだろうと高をくくっていた。
そう・・・思ってたんだけどな・・・。
見る前に友人からちょっと聞いていたのが、7の映像を手に入れたFの面々が、それを見てうんぬらかんぬらするということだったので、てっきりFがメインだと思っていたのだ。
が、見終わってみると全然そんなことはなく、あくまで7がメインで、Fはほんのちょっと、いうなれば安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S時代のMAXみたいなものだった。古いか。
では、肝心の内容はどうだったかと言うと、7がメインということからも分かるように、7の総集編が9割、残りの1割がF関連という構成だったといっていいだろう。
ある日オズマとボビーが一羽の鳥からビデオテープを貰い、それを再生してみると今では伝説となっていた「FIRE BOMBER」というバンドの映像が。
その映像によって、かつてそのバンド(得に主人公の熱気バサラ)がマクロス7船団を敵から守っていたことを知る――。
という流れになっており、どちらかというとマクロス7ファンにはたまらない内容になっていたと思われる。
このように、7がほとんどで、しかも全50話近くを2時間ほどにまとめたため、雑に編集したんじゃないかと思ってしまうくらい色々なシーンが詰め込まれていた。
しかも「俺の歌を聴け」というタイトル通り、延々歌が流されていたので、前日ちょっと夜更かしをしてしまった悪い子のボクには、とても辛かったです!
また、全然状況が分からないため、主人公らしき青年が、“何故か”自分の機体を持っていて、戦場に突っ込んで行っては戦わず歌い続けるという場面が暫く続いたとき、そのあまりのシュールさに笑いそうになってしまった。
しかも、そのシュールさはどんどん威力を増して行き、主人公だけでなく味方の元々戦っていた軍の人間が歌い出したり、敵であったオッサンがダンディな声で歌い始めたり、最終的には恐らくラスボスであろうキャラまでもが歌い出す始末。
心の中で「もう止めてwwwwwwww」と爆笑していたのはいうまでもない。
こうなってしまったのも、全部私が7を見ていなかったためである。ちゃんと内容を把握していればきっと「あーこんなシーンもあったなー」で済んだはずだ。何たる不覚。
といった感じで、以上のことからも分かるとおり、7が初見でもそれなりに楽しく見ることはできるが、歌の雰囲気や映像から何となくわかる7の内容が好きになれないと、すぐ帰りたくなってしまうかもしれない。
あとはFに関して言うと、アルトだけ一回も出ないので、アルトを巡ってのイチャイチャ合戦を期待しているFファンの人にはあまりオススメできない。
ただ、7ファンで、かつ、Fもそれなりに好きだという人にはかなり良い作品なのではないだろうか。最後にランカとシェリルが7の曲をライブで歌うというシーンにはきっとテンションが上がると思うし。
公開期間はあとわずかというところが多いと思うので、Fファンでもし万が一観たいという人がいたら、お早めにどうぞ。
ちなみに、劇場にて「スペシャルライブチケット」なるものが配布されている。
それがこちら。
・・・・・・・・・・・。
ランカが・・・微妙に可愛くない・・・。