2011年秋アニメレビュー（ネタバレあり）
さてさて、始まりがあれば必ず終わりがくるということで、あーだこーだ言いながら見ていた夏アニメが残念なことに終わってしまった。
と、思ったら！もう秋アニメが始まってしまったよ。まったく・・・、悲しむ暇もありゃしない。
というかこんなドライな感じで良いのか、新しくアニメが始まる度にそのアニメにすぐ飛びつくのではなく、もっと1つのアニメを愛し続けるのが真のアニオタなのではないか。
いや何だよ真のアニオタって。そんなどうでもいい事は置いておいて、さっそく今期のアニメについてレビューしていこうと思う。
ちなみに、私は基本的に不精なので、楽が出来るようにいつからだったか項目別に5段階で評価するようにしている。
項目は「ストーリー」、「テンポ」、「ギャグ」、「萌え」、「作画」と5つから構成されており、この5つを踏まえて「総合」という形で評価している。
が、基本私はアニメにおいてストーリー（物語の面白さ）を重視する傾向にあるので、多少この「総合」は「ストーリー」に引っ張られていると思う。
以上、テンプレ終了！さっそくレッツラレビュー。
ストーリー：★★☆☆☆
テンポ ：★★☆☆☆
ギャグ ：★★★☆☆
萌え ：★★★★★
作画 ：★★★★★
総合 ：★★★☆☆
1期では伊波ちゃんルートに固定されてからというもの毎回(・∀・)ﾆﾔﾆﾔしながら楽しく見ていたのだが、この1話ではその伊波ちゃんルートに固定される前の感じに戻っていたように思える。
まるで1期の「あれ？最初メインヒロインっぽくなかったっけ？」と思わせるような空気っぷりを取り戻すかのごとく、ぽぷらに多くスポットが当てられていたと思うのだが、私の気のせいだろうか。
全体的にゆるーいテンポでお送りされており、これを初めて見た人は「ザ･萌えアニメだな」という感想を抱いたのでは。
これから恐らくまた伊波ちゃんルートが強調され、小鳥遊君と伊波ちゃんを中心として物語が展開されていくと思うので、そこら辺を期待しながら見続けようと思う。
ストーリー：★★★★☆
テンポ ：★☆☆☆☆
ギャグ ：☆☆☆☆☆
萌え ：★★★☆☆
作画 ：★★★★★
総合 ：★★★★☆
なっげぇ！
最近のトレンドなのか、ドラマでよくある初回2時間スペシャルの流れを汲んでいるのか、初回は1時間でお送りされたわけだがなっげぇよ！
印象としては嵐の前の静けさというか、1時間丸々前フリという感じがした。
とはいえ、作品の世界観をしっかりと視聴者にしみこませたり、最後の最後で英霊達を召還する演出をしたりと、見ている者がこれからの展開に思わず期待してしまう作り方は流石だなぁと思う。
とりあえずまだ導入部分なので判断が付かないが、良作の匂いがプンプンするので辛抱強く見守っていくことにする。
関係ないけどアイリが可愛すぎて辛い。
ストーリー：★★★☆☆
テンポ ：★★★★☆
ギャグ ：★★☆☆☆
萌え ：★★★☆☆
作画 ：★★★★☆
総合 ：★★★☆☆
よく・・・、わかりませんでした。
世界観というか設定がさっぱりわからないため、見ていて終始「？？？」という感じだった。
そのため、この授業的なものは戦力の底上げみたいなことで、最終的には戦争みたいなことをするのかなぁといった感じでぼやーっと見ることしかできなかった。俺は何て無力なんだ。
一応主人公のトーリが「ホライゾンに告白する」ことで、仲間達と共になにやら大変な目に遭って行くらしいのだが、果たしてどんな終わりをむかえるのだろうか。気になるような気にならないような、そんな作品だった。
ストーリー：★★★☆☆
テンポ ：★★★★★
ギャグ ：★★☆☆☆
萌え ：★★★☆☆
作画 ：★★★★☆
総合 ：★★★☆☆
とりあえず学園というかクラス間で争いごとが起きた時は、合戦形式で勝敗をつけるという決まりがあって、1話ではその様子がひたすらお送りされたという感じだろうか。
物語のメインテーマは恐らく主人公である大和が百代と両想いになるために奮闘し、その過程で大和に想いを寄せるヒロイン達が色々とアプローチを仕掛けてくるというハーレムアニメになるのかなぁと。
まだゴール地点がいまいち見えてこないのでなんともいえないが、テンポはかなり良いし戦闘シーンも見ごたえがあるのでもう暫くは見守っていこうと思う。
■C3 -シーキューブ-
ストーリー：★★★☆☆
テンポ ：★★★★☆
ギャグ ：★★★☆☆
萌え ：★★★☆☆
作画 ：★★★☆☆
総合 ：★★★☆☆
導入は主人公の下に突然美少女が現れるという良くあるパターンだったが、その美少女ことフィアが呪われた存在で、その呪いを解くために現れたとして早々にゴールを提示してくれたのは凄く良かった。
終了間際の敵っぽいキャラクターから察するに、恐らくこれから主人公とフィアには色々な困難が待ち受けており、その困難を2人で乗り越えていきながらフィアの呪いも解いていこーという感じなのだろう。
フィアの存在自体が周囲にも呪いを振りまくにもかかわらず、商店街にふらふらと行って良いのかという疑問点はあったものの、特に難しい設定等はないため気楽に見られる作品なのではないだろうか。
■HUNTER×HUNTER ハンターハンター 2011
ストーリー：★★★★☆
テンポ ：★★★★☆
ギャグ ：★★☆☆☆
萌え ：★☆☆☆☆
作画 ：★★★☆☆
総合 ：★★★☆☆
原作を持っているので内容に関しては特に言うことはなく、大抵の人が気になっているのは最初にアニメ化されたものとの違いかと思われる。
私は最初の方のアニメを余りちゃんと見ていなかったこともあり、各キャラクターの声には特に違和感を覚えなかった。ミトさん以外はな！
ミトさん・・・、確かに実年齢はピッチピチとまではいかないが、それでもあの容姿なのだからもう少し幼い声でも良かったんじゃないだろうか。一歩間違えればおばあちゃんじゃないか。
あとはBGMのチョイスもちょっとセンスを疑いたくなるような場面が多々あった気がする。
あ、というか一番肝心のカイトとの出会いが一切カットされていたのだが、あれは「キメラアント編はやらねーかんな！」ってことなんだろうか。
何だか色々と気になる点はあったが、とりあえずテンポが恐ろしいほど早くサクサクと進むので、もう少し様子を見てみようかなあと思う。
あと忘れていたが、OPが壊滅的にダサい。これはクセになるダサさなのか、それとも許せないダサさなのか果たして・・・。
■ファイ・ブレイン 神のパズル
ストーリー：★★☆☆☆
テンポ ：★★★☆☆
ギャグ ：★★☆☆☆
萌え ：★★☆☆☆
作画 ：★★☆☆☆
総合 ：★★☆☆☆
うーん、何だろう。
別に話の展開もそこまで悪くないし、どこかが壊滅的に酷いということもないのだが、何故か見ていてワクワクしなかった。
恐らくパズルという題材を活かしきれていないところに問題があると思うのだが、これを見ている側も一緒になって解けるようにしたところで面白くなるかと問われると正直微妙である。
パズルという余りなじみのないものを取り扱うにあたって、何故主人公がここまでパズルに執着し、特別パズルを解く能力に長けているのか、何故学校にまでパズル部なんていうマイナーなものが普通に存在しているのか、というかパズル王って何だよ等々、パズルに対してもう少し掘り下げが出来ていれば結果は違ったのかもしれない。
ストーリー：★★★☆☆
テンポ ：★★☆☆☆
ギャグ ：★★☆☆☆
萌え ：★★★★☆
作画 ：★★★★☆
総合 ：★★★☆☆
ほのぼのする萌えアニメ、といったところだろうか。
主人公である楓が父の死を乗り越え、父の形見であるカメラを使ってまた写真を撮るようになるわけだが、そこまでの描写もそこまで急展開というわけではなく、受け入れられる範疇だったと思う。
たまに埃にフラッシュが当たって反射したのかなんなのか、写真に光の粒みたいなものが映ることがあるが、それを「たまゆら」と称して幸せの象徴としたのが何だか凄く温かい。
とはいえ、楓がこれから何をしたいのか、どういう展開になっていくのかが全く読めないので、しばらくは様子見といった感じだろうか。
恐らく癒しアニメに位置付けできると思うので、疲れた現代人にオススメできる作品になるのではないかと個人的には思っている。
では最後に失礼して、何故楓は髪の毛切っちゃったんだよおおおおおおおおおおおおおお！！！！！！！！
うわあああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！！！
前の方が断然良かった・・・なので。
■侵略!?イカ娘
ストーリー：★★★☆☆
テンポ ：★★★★☆
ギャグ ：★★★☆☆
萌え ：★★★★★
作画 ：★★★★☆
総合 ：★★★★☆
イカちゃんが、可愛かったです！
ということで、このアニメはイカちゃん可愛いなぐへへへへと思えるかどうかで決まると思う。
正直ギャグアニメとして見ればそこまで特出した所のない、平凡なアニメと言わざるをえないのだが、それをイカちゃんの可愛さが見事にカバーしているのでこの評価というわけである。
また、3部構成となっていることでテンポが良いというのも魅力の一つだろう。
また毎週イカちゃんを見られるかと思うと、嬉しくて仕方がないでゲス。
ストーリー：★★★★★
テンポ ：★★★★☆
ギャグ ：★★☆☆☆
萌え ：★★★★☆
作画 ：★★★★★
総合 ：★★★★★
個人的に今期で一番期待していた作品だったが、1話を見る限りでは期待を裏切らない出来だったと思う。
最初に高校生の千早が競技かるた部を作ろうとするところから物語を始めて、そこから過去の回想シーンにいくことで現在とどう繋がっていくのか気になるよう構成されていた。あ、これは原作通りだったっけかな。
また、作画も綺麗でテンポも悪くなく、何より見ていてワクワクするのがとても良い。
まだ原作が未完なのでどこまでやるのかも気になるが、このままいけば安心してみていられる作品だと思う。
ストーリー：★★★☆☆
テンポ ：★★★☆☆
ギャグ ：★☆☆☆☆
萌え ：★★★★☆
作画 ：★★★★☆
総合 ：★★★☆☆
今期のエロ要因といったところだろうか。
今まで女子校だった学校が共学化して、そこに主人公が入学、冴えないはずの主人公が何故かモテてモテまくるというハーレムアニメの王道といった内容になっていた。
で、そこによく分からない決闘という要素が加わるのだが、主人公も何もわかっていない様子なのでそこら辺はおいおい説明があるのだろう。
とりあえず内容なんて二の次二の次！エロいの大好ききゃっほう！という人であれば見てみて損はないだろう。
ストーリー：★★★☆☆
テンポ ：★☆☆☆☆
ギャグ ：★★☆☆☆
萌え ：★★★★☆
作画 ：★★★★☆
総合 ：★★☆☆☆
まず何よりテンポが恐ろしく悪い。
冒頭の妹迷子事件に一体どれだけの時間を割いただろうか、体感的にはAパート全部使っていたような気がする。
内容としては、舞台が女子校で共学化にあたって試験的に一部の生徒が通うという設定から、恐らく主人公が各方面からモテるというハーレムアニメになるのだと思う。
そしてこれまた恐らくメインヒロインである愛理が最初は共学化に反対しているが、最終的にはデレるというのがメインとなるのではないだろうか。
ということで、愛理がどストライク！という人か、ハーレムアニメ万歳という人なら一見の価値はあるかと思われる。
ストーリー：★★★★☆
テンポ ：★★★☆☆
ギャグ ：★★★★☆
萌え ：★★★★☆
作画 ：★★★★☆
総合 ：★★★★☆
前評判が結構高かったため、期待はずれとなりやしないかとビクビクしながら見ていたのだが、その期待にちゃんと応えてくれていたように思える。
まだ導入というか最初の最初なので、夜空が部を作り星奈が入部するまでで終っているが、これから先部員が増えることで面白さがどんどん増していくのだろう。
この手のギャグアニメはテンポが鍵となってくるので、いかにテンポよく話が進み、小鷹のツッコミが活き活きするかでこの作品の評価が決まるのだと思う。
正直夜空のエア友達のくだりは少々長すぎたような気がしないでもないが、これからの展開に向けての溜めということにして今後を楽しみにしていきたい。
ストーリー：★★☆☆☆
テンポ ：★★☆☆☆
ギャグ ：★★☆☆☆
萌え ：★★★☆☆
作画 ：★★★★☆
総合 ：★★☆☆☆
中二病という単語がこれほど当てはまるのも珍しい、というくらい中二臭のする作品だった。
私実は中二設定自体は結構好きだったりするのだが、流石にここまでテンプレすぎる中二病設定となると、「面白い！」よりも「あいたたたたた・・・」という感情の方が勝ってしまう。
何の変哲もない日常→突然の事件→主人公違和感→非日常に巻き込まれる→能力覚醒→何故か主人公最初から能力扱える・・・
これはいくらなんでも予想通り過ぎるというか、何か1つくらい意表をついてくれないと中二病をこじらせている身としては少々物足りなく感じてしまうのだ。
また、主人公の友人達も一緒に巻き込まれるのだが、その時のリアクションにも若干違和感を覚えたし、要所要所で設定が甘いような気がしてならなかった。
導入の期待感を持たせる演出が良かったり、OP、EDも中二臭くてよかったりした分、もっとそれを良い意味で活かしてくれる作品だったらなぁと思わずにはいられなかった。
ストーリー：★★★★☆
テンポ ：★★★★☆
ギャグ ：★★★☆☆
萌え ：★★★☆☆
作画 ：★★★★☆
総合 ：★★★★☆
くだらねー（笑）
この作品はいうなれば学園ものの昼の購買部パン争奪戦をもっと激しくしたような、そんな非現実的なアニメだと思う。
ということなので、冷静になったら負けというか、「何でこの人たちこんなことしてるんだろう」と思った瞬間引いてみてしまうようになるとは思うが、深く考えないで見られる人なら楽しく見ることができるのではないだろうか。
ただ、花のキャラクターが若干鬱陶しいと思う人もいるかもしれないので、そこら辺がちょっと心配なところではある。
とはいえ、切り口が面白いし、ところどころで挟んでくる笑いのパートもそんなに外してこないし、テンポも良いしと良い所が多いので、今後の展開に期待したい。
ストーリー：★★★★☆
テンポ ：★★★★☆
ギャグ ：★★☆☆☆
萌え ：★★★☆☆
作画 ：★★★★☆
総合 ：★★★★☆
放送前はそのキャラデザから「ガンダムあげー、ガンダムあげー」とバカにしていたのだが、正直悪くない、というか結構面白かったと思う。
確かに主人公、ヒロインなどは子供っぽいのだが、やっていることというか流れは従来のガンダムとそう変わりなかったのではないだろうか。
しかも、今回は主人公が自分でガンダムを製作するという、また違った試みもなされていたし、最初の方での主人公だけが危険を察知していて周りがそれをバカにするという流れも、ベタではあったが良い演出だったと思う。
また、これからも「何故主人公の母親は設計図や主人公がやるべきことを知っていたのか」、「あのグルーデックとかいう副司令官は何か怪しくないか」、「敵にも絶対人が乗ってるはずだから何かあるんじゃないか」等々、色々と話が膨らむのだろう。
後は残すところガンダムが喋るというのが一体どんな感じなのかという不安要素が残ってはいるが、とりあえずは続きを視聴していきたいと思う。
■未来日記
ストーリー：★★★★☆
テンポ ：★★★★☆
ギャグ ：★★★☆☆
萌え ：★★★☆☆
作画 ：★★★★☆
総合 ：★★★★☆
原作を読んでいるため内容は既に知っているのだが、改めて映像で見るとまた違って見えて面白かった。
展開も若干中二っぽいが、ぺルソナの時にも言ったが中二バッチコイなので全く気にならなかったし、導入からの急展開は見るものを一気に引き込んだのではないだろうか。
途中のゆっきーの勝ち組宣言やCパートなど、笑いどころもちゃんと押さえているし、作画も綺麗、由乃は若干アレではあるが可愛いしと良い所が目立つ作品だと思う。
原作も終わっていることから、恐らく終わりがグダグダということも無い・・・とは思うので、中二設定が好きな人には安心してすすめられること請け合いである。
ストーリー：★★★☆☆
テンポ ：★★★☆☆
ギャグ ：★★☆☆☆
萌え ：★★★★☆
作画 ：★★★★☆
総合 ：★★★☆☆
何故か主人公だけ鋭利な輪郭をしているが、気にすべきところはそこではない。
見ていて最初は推理ものだと思ったのだが、それにしては事件発生から推理の過程、事件解決というプロセスが軽かったので、もしかしたら推理部分はメインではないのかもしれない。
冒頭の主人公が死んでるだか死ぬだかのくだりや、相方っぽい因果の人間とは異なる様子などから、そういった部分を明らかにしていくのがメインなのだろうか。
とりあえず推理部分はそこまでしっかりしていない印象を受けたので、そこに期待している人だと少々見応えがないおそれがある。
あと梨江お嬢様がとても可愛いですね。
ストーリー：★★★★☆
テンポ ：★★★☆☆
ギャグ ：★★☆☆☆
萌え ：★★★★☆
作画 ：★★★★★
総合 ：★★★☆☆
放送前の広告やなにやらで、そうとう期待感を煽っていたので心配だったのだが、思ったよりは酷くなかったと思う。
「何の能力も無い主人公」が「ある日突然非日常に足を踏み入れ」、「一旦は逃げ出すも」、「最終的には力に目覚めて敵を倒す」という流れは、定石ではあるが見ていてワクワクしたしね。
これから主人公の過去、能力の説明、いのりと主人公の関係、あの武器は何なんだよ等々、色々と謎が解明されていくと思うので、そこをしっかりと描ければ良作となり得るのではないだろうか。
が、私みたいな中二設定好きならいざしらず、そういうのがダメという人は見ていて面白く無いかもしれないのであまりお勧めできないかも。
ということで、大体の深夜アニメを見終わったわけだが、1話を見た限りでは「Fate/Zero」と「ちはやふる」が抜きん出ていたのではないかと思われる。
とはいえ、大抵のアニメは3話くらいまでは様子見しないと良く分からないので、1話で余にも酷かった作品以外は辛抱強く見続けた方が良いだろう。
今期も面白そうなアニメが結構あるので、また積んでは消化し、積んでは消化しという借金地獄みたいな生活を送ることになるに違いない。どうかしてるな。
3ヶ月後のレビューで果たして何作品残っているのか、今から楽しみで仕方が無い・・・わけでもない。
