英雄伝説空の軌跡SC−終章−

ふと思いついたので調べてみたところ、このソフトを始めたのが去年の11月の初めだったから、攻略に2ヶ月もかかったらしい。

最終的には全キャラのレベルも90を軽く超えていたし、クエストを取りこぼさないために必要以上に歩き回ったしで、ここまでやり込めば製作者側も満足してくれるのではないだろうか。

振り返ってみると、エステルがヨシュアを失って動転していたのを見て自分も動転していた頃が懐かしくもあり、ゲームという仮想世界に対してこんなにも膨大な時間を割いていたことが虚しくもある。

とはいえ、全くの無駄だったかと問われれば答えは「断じて否」であり、異様に長かったことを差し引けば満足のいく作品だったと心から思う。

この長さによって途中息切れしてしまう人もいるかもしれないが、それだけ内容が詰まっているということでもあるわけで、ONE PIECEの空島編を乗り越えられた人ならそれなりに楽しめるはずである。

あとは几帳面というか、完璧主義者であるならば最後までやらずにはいられないと思うので、そういう方はプレイしてみてはいかがだろうか。

さて、前章で出現した浮遊都市「リベル＝アーク」別名天空の城ラピュタに、いよいよ突入することになったエステル一行。

かつて人が住んでいた形跡のある箇所を探索するのは、何とも不気味なものであったが、くまなく調べることで何故この理想郷とも言える文明都市が滅んでしまったのかが徐々に明らかになっていく。

その過程で何故か先に乗り込んでいたカプア一家の長女であるボクっ娘のジョゼットと会い、残りの兄弟が結社に捕らわれているため共通の敵を倒すという建前で仲間になることに。

この時点で私のパーティはエステル、ヨシュア、オリビエ、ジョゼットに固定され、終了までこのパーティで戦っていた。前衛2人に後衛2人。実に理想的である。

この最強の布陣によって次から次へ湧いてくる敵どもをばったばったとなぎ倒し、いよいよ敵の本陣である中央塔へたどり着く。

そして調子に乗ってこのパーティのまま突っ込み、レーヴェに苦戦しつつ何とか倒し、FCからの黒幕であるワイスマンと戦うことになるのだが、段階を経て彼が小林幸子のようになっていったのが気になった。

その後「このフリーザは変身するたびにパワーがはるかに増す・・・その変身をあと２回もオレは残している・・・その意味がわかるな？」状態だったワイスマンを倒すことに成功し、晴れてハッピーエンドを向かえることになる。

ちなみにワイスマンはケビンに秘密裏に始末されるのだが、これが次回作である3rdへとつながってきそうな感じだった。

と、こんな感じでざっと書いたが、実際は膨大な時間がかかっているんだよこれが。

なんていうか、第8章とこの章は特に長かったような気がする。飽きずにプレイした私を褒めろや製作者ども！！

まあ、最後ということもあり基本的には一本道なので、余りストレスは感じなかったのだが、レールハイロゥによる行ったり来たりだけは止めて欲しかった。何回往復させるんだよ。

そしてこのように特にイベントも無いため、いつものように特筆する事柄が無い。

無いのだが、レーヴェ戦について少しだけ述べておこうかと思う。

前作の「ロランス少尉が倒せない」を彷彿とさせるぐらい、今作のロランス少尉改めレーヴェもまた強かった。

最初、何も対策を講じないまま突っ込んで行ったところ、「絶技・冥皇剣」を初っ端で放たれいきなり瀕死状態に。

オリビエは凍るし、回復しようにもアーツの発動が遅いしで、ものの5分と経たずに全滅してしまった。

そこで私が取った対策は以下の通りである。

これだけやれば結構楽に倒せるはずなので、「うぇーん、レーヴェが倒せないよー」という方はやってみてはいかがだろうか。

あ、あとその前に戦う執行者達は、関係の深い人（変態仮面ならクローゼとオリビエ等々）を連れて行くと倒した後の会話が変わるみたいなので注意が必要。

ちなみに私は戻るのが面倒でパーティを固定したまま倒したけどね。

後悔しかしないので、いちいち戻ることをオススメする。

SCでは前作と違ってやり残した事が山ほどあったので、かなりモヤモヤしたまま終わらせてしまった。

FCは攻略サイトを見なくても何とかなったが、このSCは最初から見てやったほうが賢いと思う。

そんな後悔の念を抱きつつ、3rdに突入しようとしている私を誰か止めてくれ。

もちろんまた攻略サイトは見ないんだぜ。

Lawless Area