Lawless Area

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けんぷファー 第10話


私の友人が「主人公♂ですら萌える」とか意味分からないことを言っていたので、どんなもんかと思い見る事にしたアニメである。

主人公であるナツルはある日突然けんぷファーと呼ばれる戦う女の子に変身し、訳もわからず戦いに身を投じることになる。

何故女の子に変身するかと言うと、けんぷファーは女性しかなれないという良く分からない理由なのだが、友人が萌えると言っていたのはこれが理由で、決してアッチの世界に逝ってしまったわけではなかったのだ。

けんぷファーは同じ地域に集まる傾向にあるという、某スタンド使いの法則のようなものが働いており、同じ学校に通う美嶋紅音、三郷雫、近堂水琴と次々に戦う破目に陥ってしまう主人公。

数々の戦いを経て、けんぷファーとは何なのか、そもそも何故戦わなくてはいけないのか等々、様々な理由が明らかになっていくという、バトルミステリーアニメとでも言える作品である。

と、思ったら何か違う。

バトルがメインなんて最初だけで、いつの間にやらハーレムアニメになっていた。

主人公の味方である紅音はまだ良いとしても、敵である雫、水琴までもが主人公を追いかけており、鈍感な主人公はその事に気付かない。

その上、紅音は図書委員のメガネっ娘、雫は生徒会長、水琴は幼馴染とどう考えてもエロゲーっぽい設定なのである。イケメンなのにモテない悪友もいるし。

あとこの作品、やたらとパロディーや声優ネタが多い。

けんぷファーには、臓物アニマルというマスコット的存在が一体ずつ付いているのだが、その中の人をネタにする描写がかなり多いのである。

どれも有名どころを押さえているため、初心者でも置いてきぼりをくらうことはないだろう。

ちなみに臓物アニマルを見て、バッドテイストベアを思い出したのは私だけだろうか。


と、このようにほのぼのとした内容となっており、このままハーレムルート一直線なんだろうなーなんて思っていたら、先週辺りから急展開をむかえることに。

まったく関係無いとおもっていた、主人公の想い人である沙倉楓がどうも怪しいのだ。

白い腕輪をしたけんぷファーが出てきたことだけでも混乱が生じていたのに、それを裏で操っていたのが楓っぽいんだからさあ大変。

それをいち早く察知した雫が邪魔になった楓は、雫のナツルに対する想いを利用して使い物にならなくなるようにナツルを操ろうとしたのだが、雫とのキスで正気に返るという物足りない感じで危機を脱したのだった。

まあ、今回は全体的にエロかったからよしとしよう。

全国の諸兄はDVDにかなりの期待をしたに違いない。と思うほどのエロさだったわ。

次週はそういったエロ要素はほとんど無さそうで、どちらかというと本来メインであったはずのバトルが顔を出すようである。

ブラック楓と紅音、雫、水琴が戦うことになりそうなのだが、予告ではぼっこぼこにやられてましたな。ナツルは操られてたし。

とはいえ、基本的には萌えアニメだろうから、人が死ぬ事もないだろう。

気楽な気持ちで見られるので、平和主義者には是非オススメしたい作品である。