Lawless Area

誰に向けるでもなく情報をお届けするブログです

牛乳風呂体験記


ある日ニュースを見ていたら「森永の牛乳が何かちょっとおかしい感じなので、自主回収しまーす」という情報が飛び込んできた。

対象となるのは賞味期限が・・・と続けてアナウンスがされている中、母がまさに今日その商品を買ってきたというので「いやいや!まさか・・・ねえ?」と半信半疑で調べてみたらドンピシャリ。

こういう自主回収系には今まで縁が無かったのだが、ここにきて初めてのあたりを引いてしまったらしい。



で、もちろん初めてなわけだから、こういう場合どうすれば良いのかさっぱりわからない。

購入店舗に返品するのか、はたまた直接本部に送りつけるのか。身動きが取れなくなったので「続報を待て!」と言われずとも大人しく待つ羽目に。

そして何日か後に入った情報によると、「中身をぶちまけてパックを着払いで送って頂戴」とのことらしい。えっ、捨てる?!

いや、確かに身体に影響はないとは言っていたが、それでも飲むのは躊躇われるわけで、だからこその自主回収。

ならば捨てるのは当然なのだが、牛が「いてっ、いてててて!もう出ない!もう出ないって!!」なんて最後の方は苦しみながら搾り出しているかと思うと捨ててしまうのも何だか忍びない。



そこで私、思いついてしまいました。自分の才能が怖い。

前々から気にはなっていたものの、MOTTAINAI精神が邪魔をして今まで実行に移せなかった牛乳風呂にしてしまえば良いのだ。

「牛乳風呂」どうだろう、何となく高級感溢れるワードではないか。いや、これは私が発想、懐共に貧しいからか。

とにかく、我ながら中々の思いつきだなと自画自賛せずにはいられないほどのこのアイデア。さっそく実行に移してみたので結果を以下箇条書きにして発表していきたい。



■Before

  • まるで不二家のミルキーを溶かしたかのような甘い香りが漂う
  • 心なしか普段より温かく、保温効果もありそう
  • 肌がトゥルトゥルに
  • 何だったら飲めんじゃねーか?

■After

  • !?くっさ!!!!!
  • う、うん・・・普段どおりの温度だ・・・
  • 何となく肌がツルツルになったような気がしないでもないが、多分気のせい
  • こんなもん飲んだら腹壊す

というわけで、やはり理想と現実はこうも違うものなのか、「牛乳風呂」という甘い響きとは裏腹に、結果は酷いものだった。

特に臭いは慣れるまで時間がかかるほどで、正直もう二度とやりたくないと思わせるレベルといっても過言ではないのかもしれない。

それともあれだろうか、高級な牛乳とかそういう市販のものとは違うものを使用すると、風呂場にはクリーミーな香りが広がり、肌も剥きたてのゆで卵みたいな感じになるのだろうか。

牛乳風呂、思ったよりも深かった。