Lawless Area

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ジュンク堂 新宿店


昨日、新宿に行く機会があったのでジュンク堂 新宿店に行ってきた。

行ってきた。と簡単に書いたが、実際はそんな簡単には行ってきていない。迷ったからだ。

何なんだ新宿。なんなんじゃなんじゃなんじゃ、にんにんじゃにんじゃ(にんじゃ)。

と、思わず往年の名曲「シークレット カクレンジャー」のフレーズが飛び出すくらい憤りを隠せない。

あの街はあれだ、田舎者を馬鹿にしているに違いないのだ、何であんなに複雑なんだ、樹海並みに方向感覚が狂う。

駅から目的地にたどり着くまでに要した時間は実に3、40分は下らない。が、実はこんなに時間がかかったのは新宿が複雑怪奇なせいもあるが、それに加えてiPhoneのナビが正確ではなかったからだったりもする。

今回のこの一件は、あまりスマートフォンを過信せず、事前に調べてから行った方が良いよ。と、もしかしたらiPhoneが私に下調べの大切さを教えてくれたのかもしれない。非常に大きなお世話である。



ということからもわかるように、私は「ジュンク堂 新宿店」に行くのは初めてだったりする。

何故わざわざそんな普段寄り付かないような場所に行ったのかというと、知っている人も多いとは思うが今月でこの店が閉まってしまうからなのである。

もっと正確に言うと、この閉店に伴い店員さんがなにやら面白い試みをしているという噂を耳にしたからというわけなのだ。

その試みとは、店員さんが売りたかった本やオススメしたい本など、それぞれコーナーを設けて、そこに置いてある本に手書きのポップをくっ付けているというもの。

本をこよなく愛する店員さんが一体どういう本を、どういう風に紹介するのか興味があったため、普段全く行く機会の無かったこの店に行ってみたというわけである。

実際にどういう感じだったのか、当初は写真を載せるつもりだったのだが、店内にあった「当店での写真撮影は禁止です」という張り紙を見てすっかりブルってしまい断念してしまった。

よって気になる方は実際に行ってみるか、もしくは詳細に渡ってレポートされているこちらのサイトをご覧いただければ幸いである。



で、実際に行ってみた感想としては、幼児の絵日記みたいな感想で申し訳ないがとても楽しかった。

私も決して読書量は多い方ではないが本自体は好きなので、色々な店員さんの本に対する深い思いを読んでいて、なんというかちょっとしたテーマパークに行ったような楽しさがあったのだ。

実はこの店に行くにあたり、一番興味をそそられたポップの本を購入しようと思っていたのだが、一番を決められないくらい興味をそそられるポップがあったため、気付けば3冊も購入してしまっていたほどである。



ちなみに、ジュンク堂さんは本当に素晴らしい。なんとこのお店、クオカードが使えるのだ。

コンビニで滅多に買い物をせず、かといって1人ファミレスはちょっと・・・という私にとって最早クソカードと化していた節があるので、これは非常に助かった。ありがとうジュンク堂

ということで、会計をクオカードでさっと済まし、レジのお姉さんの「(もう来られないのかもしれないけど)またお越しください」という接客に少し切ない気持ちになりながら「ジュンク堂 新宿店」をあとにしたのだった。



と、このまま帰れれば切な楽しい時間をありがとう、で済んだのだが、帰りに新宿駅構内に入るべく階段を下りてみてびっくりした。

なんと、私が駅構内から出るべく上った階段、長時間目的地を探してさ迷うきっかけとなったその階段。その階段を上らずにもう少し駅構内を真っ直ぐ行ってから上っていれば、そのまま目的地に到着できていたのだ。

時間にして約3分。つまり、本来は3分で行けるところを10倍もの時間をかけて行ったことになる。

目的地に苦労して到着することで、普段味わえないような達成感を覚えることができる。そう、iPhoneならね・・・