Lawless Area

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盗んだショットガンでイボ飛ばず〜♪


イボが痛い、どうしよう…ピコーン!「ショットガンで吹き飛ばそう!」→逮捕


何をするにも適した道具というものがありますが、イボ取りにショットガンは明らかに間違えた選択ではないでしょうか。
イギリスのサウスヨークシャーで、指に出来たイボを取るためにショットガンを使った男が逮捕されました。
男は38歳の警備員。5年来、左手の中指の先にできたイボで悩んでいたそうです。
あまりにもひどいイボで痛みがとれず指は曲がりっぱなし。
他にも「個人的な問題を色々抱えていた」ということですが、ある日ショットガンを使って中指の先にできたイボを取り除こうと考えたそうです。
もちろん上手くいくわけもなく、指の先のイボどころか中指全体が吹き飛ぶ始末。
ぐしゃぐしゃになってしまったので病院でつなぐわけにもいきません。
結局、仕事も首になり「指がない男がいる」と警察に通報されてしまったそうです。
警察の調べでは、当初「生け垣の下に置いてあった」と供述していたショットガンは2年前に盗まれたものと判明。
裁判では違法銃器の使用の罪で15年の懲役を求刑されましたが、16週間の懲役と100時間の奉仕活動、そして100ポンド(約1万3千円)の罰金で済んだそうです。
男曰く「イボが取れて本当によかった。ほんとにやっかいだったんだ」とのこと。
裁判官は公判中「あなたの頭の中がどういう風になっているか私には理解できない」と述べたそうです。


いやいやいやいや!この人どんだけ思い悩んでたんだよ。

確かに指が思うように動かなくて、かつ痛いとなるとしんどいとは思うが、それにしても極端すぎやしないだろうか。

中指に出来た、しかもイボだけを吹き飛ばすなんて、あのゴルゴさんでも躊躇うレベルだと思われる。

案の定指ごと吹っ飛んでしまい、永遠に左手で「ファックユー!」が出来ない身体になってしまった。


しかも、この事件色々とツッコミどころがあるのだが、まず中指が無いという理由だけで通報するってどういうことだ。

指が無い人を見かけたらビックリはするだろうけど、それだけで何か罪になるとか厳しすぎるだろ。

こんなん日本のヤ○ザさんとか通報され放題じゃないっすか、「オーアノヒトコユビドコヤッタノネー、ツウホウシマース」みたいな。


あとこの男性、“盗んだ”ショットガンで指チュドンとか一体何を考えているのか、尾崎豊もビックリである。

もう隠す気ゼロじゃないですか、しかもよりによってショットガンって・・・

私は銃について詳しくないのでもしかしたら間違っているのかもしれないが、ショットガンって結構大きいというか長いんじゃないだろうか。

とすると、当然片手で構えてイボのみを吹き飛ばすのはかなり難しい、というか普通に考えて無茶のような気がする。

せめてかなり小型の銃でやれば良いのにと思わなくも無い、まあそもそも銃で吹き飛ばすという考え自体エキセントリックなんだけども。


そして極めつけはこの一件に対する男性の感想。


「イボが取れて本当によかった。ほんとにやっかいだったんだ」


いやそこじゃねーだろwww

「指吹き飛ばしちゃった、どうしよう」でも、「職を失いしかも捕まってしまった、どうしよう」でもなく、「イボ取れたぜヒャッホー!」ってどういうことだよw

そりゃ裁判官も戸惑うわな、思わず「理解できないよ・・・」って言っちゃうわな。



というわけでツッコミどころ満載の事件だったわけだが、この男性はどうすべきだったのか。

本来なら病院に行けよという話になると思うし、私もこれを読んだ当初はそう思った。

しかし、ざっくりとしか調べてないのではっきりとした事は言えないが、なにやらイギリスの公的医療の制度には問題があるらしい。

極端に言えば、今治療しなければ確実に死んでしまう、くらいの重病じゃないと診てもらえないようなのだ。

かといって私的医療にかかろうとすると莫大なお金がかかってしまうとのこと。

こうなると確かに八方塞となってしまうので、この男性が思いつめてしまうのも頷けてしまう。

ただ、それにしたってショットガンはない、この痛みに耐えられるのであれば少々痛々しい話になってしまうが、熱く熱したナイフ等でくり抜いた方がよほど良かったのではないだろうか。

なんというか、色々と残念な事件だった、ドンマイとしか良いようが無い。