こ、これは・・・
これは、下手なホラーよりも恐ろしい出来事だと思う。
記事によると、何者かがスーパーの便器に接着剤をぬーりぬりし、そこに運悪く男性がよっこい庄一してしまったとのこと。
そうとう優秀な接着剤だったのだろう、男性は自力で便器の呪縛から逃れることができず、消防隊と救急隊を呼ぶも15分かけて個室からの脱出ができたのみ。
結局そのまま病院に搬送され、何とか軽傷で済んだとのことだった。
ね?怖いなんてもんじゃないでしょ?
まずアレだ、恐らく普通の人なら便座に座る前に汚れとか、濡れてないかとかを確認するはずだから、この人は相当切羽詰っていたんじゃないかということが予測できる。
となると、ぎりぎりのところでようやく事なきを得たかと思いきや、天国から地獄へといっきに落とされるという絶望を味わったことになる。(1絶望)
さらに、ズボンとパンツを下ろした情けない格好を衆人に晒すことを良しとせず、きっと冷や汗を流しながらも何とか自力脱出を試みたはずで、通報するまでには相当な葛藤があったであろうことは想像に難くない。(2絶望)
そして、そんな葛藤の後、泣く泣く助けを呼んだは良いが、まさかのプロでも引き剥がせないという脅威の粘着力。
きっと消防隊・救急隊に情けない姿を晒しながら、尻の皮がべろんとはがれることを覚悟していたのだろう、哀れにも程がある。(3絶望)
で、挙句の果てに便器(座)とドッキングした格好のまま、救急車に乗せられ病院に運ばれて、医師や看護士にまでその姿を晒したというわけである。(4絶望)
幸い大事には至らなかったとの事だが、この人の心は間違いなく大事に至ったはずだ。
ふと寄ったスーパーのトイレで、誰がこんな短時間で多くの絶望を味わうと想像できただろうか。
犯人は記事にもある通り恐らくちょっとした悪戯でやったのだろうが、もはや重罪と同じだけのダメージを被害者の方に与えていると思う。
というわけで、日本の良い子は絶対にまねをしてはならない。
大人が引っかかった場合、確実にトラウマになること間違い無しだからね・・・。