Lawless Area

誰に向けるでもなく情報をお届けするブログです

RAINBOW 二舎六房の七人(総評)


何だか何と戦っているのかわからないが、とりあえず積みレビュー消化第3弾として「RAINBOW 二舎六房の七人」の感想を書いていこうと思う。


この作品は、深夜アニメにしては珍しく、萌えとはおよそ程遠い内容となっており、ジャンルとしては男、というか漢の熱い友情を描いたストーリー重視の作品である。

また、何故かはわからないが声優に芸能人である「小栗旬」、「貫地谷しほり」を起用している点も特徴的な作品と言える。

昨今の萌えアニメブームに不安を覚えたから起用したのかどうかはわからないが、そんなことをせずとも十分闘えるだけの魅力がこの作品にはあったように思える。


内容に関してはひたすら7人の熱い絆というか友情が描かれており、どんなに理不尽な目に遭っても協力して立ち向かっていく様がとても気持ちが良い。

これでもかという男臭い内容となっていたり、全体的に暗い印象を受けたりするが、1、2話見てこの7人が好きになっていれば最後までストレス無く見ることができると思う。

また、声優としては素人同然の小栗旬が主役であるマリオを演じている点だが、やはり最初はどこかぎこちない感じを受けてしまう。

しかし、回を追う毎に演技が上達しており、最後の方になるともはや気にならないレベルにまで達していると私は思う。

ちなみに、貫地谷しほりに関しては何故か最初から上手かった。


という感じで余り書くことが無いくらい内容に関しては文句の付けようが無いのだが、欲を言うとレベルで残念なところはいくつかあった。

例えば、OP、EDは1クール分終わったところで変えて欲しかったし、間の総集編をなくしてちゃんとヘイタイ編も放送して欲しかった。

また、最終回の終わり方はあれで良いとしても、6人のその後をEDをBGMにしてお送りしていただければ尚良かったかなあと。


とはいえ、これもまた毎度お馴染みのあえて苦言を呈するならレベルの話であり、全体的には非常に良いアニメだったと思う。

終わってから急いで原作を読んだのだが、最終巻まで終始面白いというか熱い作品だった。

一見すると何となく入りづらいというか、敬遠してしまうかもしれないが、こういった友情ものが好きだという方は、是非とも一度読んでみることをオススメしたい。



1話見ての点数:70点

全話見ての点数:90点