WORKING!! 13品目「デートと言う名の決戦、小鳥遊と伊波のそれから…」(ネタバレあり)
※いつも基本的に気持ち悪いですが、今回はいつにもまして気持ち悪いです。お食事中の方や気持ち悪い人に耐性のない方はご注意ください。
前回、かなりみなぎってきたところで終わったわけだが、出かける際のなずなの気をつけてはそういう意味じゃないよ小鳥遊君。
そしてうわー、いそいそと出かけていく伊波ちゃんめっちゃ可愛い!
そんでもってOPカット!デートシーンに本気なんですねスタッフさん!!
と、冒頭から興奮してしまったが、CMが明けてからも私をクールダウンさせてはくれないようである。
「デートってこういう服で良いのかな・・・」と不安げな伊波ちゃん。
いいえ!それで十分可愛いですよ伊波さん!!
と、そこに遅れて小鳥遊が登場、って小鳥遊結局女装して来たのか(笑)
どうやら待ち合わせ場所に来る前に服装チェックをぽぷらお姉さんにしてもらっていたらしいのだが、そこにやってきた山田のうっかりにより、何故か持っていたバケツいっぱいの水がぶちまけられ、そして何故か代わりの服があの女装セットしかなかったということで、女装するはめになったらしい。
うーん、やはりどうせだったら男と女としてデートして欲しかった気もするが、それだとデートが終わることには小鳥遊の顔が大量の蜂に刺されたみたいになるから無理だったのだろう。
で、そんな女装した小鳥遊を冷やかしに(?)ワグナリアの仲間達が待ち合わせ場所に空気を読まずに登場。
流石にこれは邪魔だろうに、伊波ちゃんが可愛そうだと思っていたら、佐藤良い奴過ぎる、皆を上手く操り尾行を未然に阻止するというとても良い仕事をしていた。
こうして本当に2人きりでデートと相成ったわけだが、小鳥遊さん、いくら女装が嫌だからってデートでローテンションは相手の方に失礼ですよ。
しかし伊波ちゃん、自分が楽しみにしてたのに・・・といった様子は微塵も見せず、落ち込む小鳥遊を気遣いファンシーショップに連れて行く。
なんて、なんていい子なんだ!!
そんな伊波ちゃんの気遣いのかいもあって、小鳥遊の沈んだ気持ちも回復したらしく良い雰囲気で外をぶらつく2人。
一方、佐藤は相変わらずの男前だった。
餌で山田とぽぷらを釣り、今日はわしがおごっちゃるですってよ。
ぽぷらにお子様ランチを与えるという茶目っ気まで見せちゃうなんて、こりゃ腐女子がだまってませんな。
と、今回はやけに場面がころころ変わるのだが、ワグナリアの様子にて、いつも気になっていた眼鏡っ娘がやっとしゃべった!!
どうやら普通というのがキャラ設定なのかと思ったら、普通にこだわるがゆえ普通じゃなかったというなんだか複雑な設定をもった女の子だったらしい。
嗚呼・・・、もっとこの子のエピソードを見たかった・・・。
はいまた場面変わって小鳥遊と伊波ちゃん。
公園らしき場所を2人で歩き、出会ってからの思い出話(主に殴ったこと)に花を咲かせていた。
その流れで伊波ちゃんの男性恐怖症の程度の話になり、私頑張ってるよ、少しは良くなってるよという話から「じゃあ試してみますか」と手を繋ぐ流れに。
やっほおおおおおおおい!!!
ついに、ついにマジックハンドから本物の手に――。
と、すんでのところで子犬の登場により小鳥遊がそちらに気をとられ失敗。
飼い主さん、その女の子の声に違和感を覚えませんでしたか?
で、気を取り直してTake2。
そしてすぐさま失敗。
今度は幼女の投げたフリスビーが小鳥遊の後頭部に直撃、でもちっちゃいから平気なわけで、かなり優しい対応をみせていた。
が、幼女!その女の人いろんな意味で変態だよ!!
今度こそ、Take3ということでおててつな・・・げない。
今回は別に小鳥遊うんぬんではなく、伊波ちゃん側の問題で、どうやらやっぱり耐えられないらしくあわやグーパンチ!というところで、天にいる神が頭を冷やせと雨を降らせて沈静化。
伊波ちゃんの暴力は神すら恐れるということなのだろうか。
ということで突然の雨により雨宿りをする2人。
伊波ちゃんはどうやら照れくさかったらしく、ジュースを買ってくるね!と可愛らしくその場を逃げるように去っていった。
そして1人残された小鳥遊、改めて伊波ちゃんのことを良く考えていたら・・・雨降って地固まった!?
最終回にして、ちっちゃいものにしか興味のなかった小鳥遊が、遂に伊波ちゃんの魅力に気づいたのだ。
なのに・・・、自分の気持ちに正直になれないらしく、必死にごまかそうとする余り彼女を犬呼ばわり。
しかもそれが丁度戻ってきた伊波ちゃんに聞かれてしまい(声に出ていた)、伊波ちゃん一気にテンション急降下。
流石にこれはまずいと思ったのか、必死にいいわけを始めたのだが物語終盤でこの流れは非常によろしくない。
まさか最終回で後味の悪い終わり方とかしないよな、と不安に思っていたらさすが萌えギャグアニメ。
小鳥遊の「可愛い猛犬」の“可愛い”部分にだけ伊波ちゃんが反応し、買ってきて両手に1本ずつ持っていた恐らくスチール缶であろうジュースを握り潰した(笑)
握力・・・、オランウータン並みですね・・・。
こうして何とかデートも無事終わり、最後はいつも通りファミレスでの描写で終わり。
うん、良い最終回だった!
さて、今回で残念ながらWORKING!!は終わってしまったわけだが、最後まで見た感想としては「きらなくて良かった」ということだろうか。
最初、私はこのアニメを「ギャグアニメ」と認識しており、そのせいで無駄にハードルを上げ視点が間違ったまま数話見てしまっていた。
結果として「余り面白くないな」という感想を抱くに至り、3話辺りできろうかどうか血迷うというところまでいってしまったのだ。
が、あれは私が愚かだったと認めざるを得ない。
このアニメはギャグなんておまけなのだ、大事なのは“萌え”だったのだ。
ぽぷらのちっちゃいながらも一生懸命なところに萌え、山田の空気が読めないウザイところに可愛さを見出し、八千代のぽわ〜っとしているところと佐藤とのやり取りにニヤニヤし、伊波ちゃんに総てを持っていかれる。
こうやって終始ニヤニヤしながら見るとなんと充実した30分を過ごせることか。
しかも途中から伊波ちゃんと小鳥遊の関係がどうなっていくのか、という明確なテーマも見え出して一層面白くなるというね。
最初は印象最悪→ちょっと優しいかもしれない、いやでも基本的には好きじゃない→思っていたほど嫌な奴じゃない→私のためにあんなに怒ってくれるなんて・・・→好き
何この完璧な流れ。
1クールでは両思いなんて夢のまた夢だったが、最終回で小鳥遊の気持ちにも変化が現れるようにした演出もまた見事だったと思う。
この感じだと2期もやれそうなので、是非また2人がどうなっていくのかを描いていって欲しいと思う。
と共に、今回は伊波ちゃんの勢いに押され気味だったほかのヒロインについても、厚くお送りしていただければ幸いである。
って長いな。
私男だけど、いくら良かったからってこんなに長々と語っちゃう男の人って・・・。