ロンドンハーツ 『マネージャー暴露 この芸人はイヤだGP』
この番組の恐らくメインである「騙された芸人を小ばかにして笑いをとる」というスタンスが嫌いなため、普段は全く見ないこの番組。
しかし、格付けの企画の中で、たまに芸人に関して面白そうな企画があるときだけ見るのだが、今回のマネージャーによる格付けはまさに面白そうだったため見ることにした。
で、まず結果だけを先に一覧で書き出すとこのような感じ。
■担当になりたいグループ
大体は予想通りというか、納得がいったのだが全く予想していなかったのがTKOと有吉先生。
TKOはとにかく木本が人間的に酷いと良く聞くので(ソフトクリーム事件とか)てっきり下のほうかと思っていたし、有吉先生は毒舌のイメージが強いので雰囲気で敬遠する人が多かったり、苦情の処理が大変そうという理由から担当になりたいとまでは言われないだろうなあと。
■普通グループ
- ペナルティ
- ロッチ
- 我が家
- フットボールアワー
- 千原ジュニア
- ハイキングウォーキング
ようは可もなく不可もなくという人たちなわけだが、個人的に意外だったのはフットボールアワーと千原ジュニア。
フットは後藤が切れやすいものの、ツッコミは他とは異なるセンスを持っており、誰に対してもつっこめるというのは安心してみていられると思う。また、岩尾もボケれば必ず笑いを取るし、人見知りだから害も無い。
ジュニアはダウンタウンの松本からも信頼されている様子が窺えるというように、安定した地位を築いているし、何かに例えて笑いを取る時の発想力は類まれなるものがあると思う。また、後輩に対する面倒見も良さそうというおまけつき。
この両者には将来性という共通点があり、将来が全く見えない芸人に比べればマネージメントもいくらか楽なようにも思える、が実際はそうでも無いらしい。よくわからん。
■この芸人は嫌だグループ
この面子は正直妥当だと思う。
FUJIWARAに関してはまず藤本の劣化が激しすぎるし、原西は原西で余り前に出ようとしないし。
特に藤本は長く不遇の時代が続いてようやっと日の目を見、先輩からの信頼も厚くなっていたにもかかわらず、付いて行く人間を間違え、アイドルと付き合ったがためにダメになっていったのが非常に残念だった。
今の2人からは将来性が余り感じられないので、マネージャーのこの評価も納得せざるを得ないのではないだろうか。
出川はまあ気持ち悪いという世間の評価はさて置き、リアクション芸という地位を確立しているので仕事だけに関して言えばもうちょっと上でも良かった気はする。
陣内に関しては完全に自滅で、持っていた帯番組が関東でも放送されるところまで上り詰めていたにもかかわらず、女優と結婚し離婚。
相手が上手く被害者面したことで完全にイメージを悪くし、帯番組も終了。仕事も前より少なくなったように思える。
しかも本当だったら一生使われ続けられる結婚式の定番となりそうだった、コブクロの例の曲に迷惑をかけるという最悪なことまでしており、正直救いようが無いと思う。
で、残るは似たり寄ったり。
小島よしおは一発屋であるという自覚を持ち、服を着てシフトチェンジを図っていたところまでは良かったのだが、その後付いて行く人間を間違えていることに気づかず安心してしまい、芸が荒くなり迷走。
未だ裸で変なベレー帽を被るという見当違いのことをやっており、将来性が皆無で売り出し方も相当難しそうだった。
狩野に関してはここまで残れたのは付いて行く人間を間違えなかったからで、トーク力に関しては下の下。しかもそのことに自分で気づいていないのだからタチが悪い。
また、担当マネージャーに褒められてベテラン勢は恥ずかしがったり、否定したりしていたのに、調子に乗って当然です的な顔をして説明しだしたのも残念でならなかった。
ゆってぃは芸暦のわりに大した返しが出来ていなかったことからも分かるとおり、笑いのセンスが皆無で、しかも何より気持ち悪い。
これでは使いどころはかなり限られるというか、むしろほとんど無さそうで、担当マネージャーからも見捨てられる始末。
芸もダンディ坂野と被っているし、担当マネージャーの言う通り切りの良いところで辞めた方が本人のためにもなるような気がする。
このような結果になったわけだが、素人の私がしたり顔で解説している辺り相当痛い感じの記事になってしまったと思う。
しかし、こんな素人の私でさえこう思うのだから、実際この嫌だと思われている人たち(特にワースト3)はかなり崖っぷちにいるのではないだろうか。
こうやって親切にも番組内で教えてくれているのだから、これを機会にしっかり自分を見つめ直すべきだと思う。
そしてこんなことを偉そうに言っている私が一番、自分を見つめ直す必要があるように思える。