荒川アンダー ザ ブリッジ 第12話「12 BRIDGE」（ネタバレあり）

前回の流れをそのまま引き継ぎ、リクまだビビっている様子。

確かにこの一連の騒動はリクのせいによるものが大きいとは思うが、それにしても橋の下の住人のために頑張っているリクを皆で責めるというのは中々の鬼畜っぷりである。

と、そんな中ニノだけがリクを庇う。

そしてそれをいつものようにやっかみ、「昔からお願い事はお星様にって決まってるんだぜぇ」とリクを挑発しニノに良いところを見せようとする星。

しかし、そこをマリアにつけこまれ、「願い事っていうのは流れ星にするものだったわよね」ということで、リクの家から突き落とされそうになる。

今度はそれを見て馬鹿にするリクだったが、マリアによって取られた星の被り物（星はジャガイモに）を被せられ、2人で突き落とされる。

マリア、いつになく絶好調である。

そんな何1つこの現状を解決しないやり取りを、半ば現実逃避するかのごとくやっていたにもかかわらず、願いが叶って問題解決という余りにも雑な展開に。

！？

そ、村長の仕業か。

確かに橋の下でアホみたいなことをやっていた中に村長の姿が無かったが、まさかきぐるみを脱いで裏で動いていたとは。

しかもなんだかかなりの有力者っぽいが、人間余りにも満たされすぎるとあんな変態行為に走るのかね。

そうすると今度はリクパパが憤慨するのは必至であり、遂に、荒川に直接リクパパ登場。

何かしらの騒動に発展するのかと思ったら、まさかの登場がリクとだだ被り(笑)

しかもそのあとにニノとするやり取りすらリクと同じという。

唯一違うのは借りを作る隙すら見せなかったことだが、そんなリクパパから見て今のリクはどうなんだろうか。

橋の下に星の被り物を被ったまま吊るされ、ロープを持った美人に理不尽に罵られ、シスターの格好をした変態に庇われつつ、変な鉄化面を被った子供2人と外国の女の子に追い掛け回され、白線を引く背広姿の男とぶつかり気絶。

何だろう、オナニー見られるより恥ずかしいかもしれない。

しかしそこはぶっ飛んでるリクパパ、結局住人達と茶番劇を演じていたリクの姿を見、というかニノとのやり取りで勝手に納得して帰ってしまった。パンツ姿で。

なんだか意味深であり良さ気な台詞を残して去っていったのだが、いかんせん傍から見ればただの変態であり、案の定警察のお世話になっていた。

これ（秘書に迎えに来させる）は、借りを作ることにならないのだろうか。

一方結局何一つ良いところを見せられないまま事態は収束してしまったのだが、解決したことに気づいていないリクは一大決心をしてリクパパに電話をかける。

しかし肝心の携帯電話はニノが取ってあげたズボンに入っており、去り際のリクパパに（リクが電話をかけてきていると気づいていたにもかかわらず）譲渡されていたためニノが出ていた。

いや、それにしたってなりすぎだろ電話というツッコミは置いておいて、そうとは知らず一方的にしゃべり続けるリク、最終的に「ずっとニノさんと一緒にいます」と半ばプロポーズのようなことまで言ってのけたところで、ようやっとリクの下へたどり着いたニノが答えを返す。

完全に良い最終回である。

これでめでたしめでたしでも全く違和感が無いのだが、どうやら来週もあるらしい。

終始緊張感は無かったにせよ、橋の下の住人にとって一番の問題だったこの一件が解決を見せた今、一体どういう話にする気なのだろうか。

いろんな意味で楽しみである。