Lawless Area

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WORKING!! 10品目「疑惑の真相・・・、なずな働く。」(ネタバレあり)


冒頭、山田と相馬による前回のあらすじにて何故小鳥遊が女装を嫌がるのかという話になっていたが、普通のまともな神経の持ち主なら誰でも女装を嫌がると思う。

実際私もすごく嫌だったしね・・・


まあ、私の女装という黒歴史については機会があったら言及するとして、前回はある意味一番重要な回だったのである。

そう、名づけて伊波ちゃんデレた記念回。

今回からはその流れで思う存分ニヤニヤ出来るはずであり、実際最初からもうほほが緩みっぱなしという、親に見られたら確実に気持ち悪がられる状態で見ることができた。


まず、いつもより距離を取ってしまう伊波ちゃんにニヤニヤ。

どうやら殴っちゃうから遠くにいるわけじゃなく、恥ずかしいからのようで。

そんな様子を不思議に思う小鳥遊に対して、ぽぷらの説明が全部裏目に出てしまうというのもご愛嬌といったところである。

伊波ちゃん、ぽぷらに小鳥遊が好きだと素直に認めたうえでそんな状況を悩んでおり、もう可愛いくて可愛くて仕方がないわけだが、それとは裏腹に行動は可愛いなんていえたものではない。

照れ隠しというか身もだえする余り、周りのものを破壊していくその習性、いつかワグナリア自体を崩壊してしまう気がしてならないが、それは作者が本当に困ったときの最終奥義のような気がしなくもない。

そんな父によって怪力にされてしまった伊波ちゃんに、死なない程度に気を使って殴ってくださいと言う小鳥遊は本当に良い奴だと思う。

いくら可愛くてもその子から常に理不尽な暴力を振るわれ続ければ、好意的な態度なんて普通の人は取れないと思うもの。


と、こんな感じで男性恐怖症のおかげにより期せずして小鳥遊と急接近できている伊波ちゃんとは異なり、佐藤は相変わらずの桃色片思い状態。

しかも、出張だかで杏子が不在のため杏子の代わりとして八千代にロックオンされてしまった佐藤、これは彼にとっていろんな意味で地獄であろう。

まず第1の地獄である、「杏子が自分のことを下の名前で呼んでいるから、同じように佐藤君も下の名前で呼んで」攻撃。

その上「私も下の名前で呼ぶから」なんてもう可愛そう過ぎて泣けてきてしまう。

まあ、それは「下の名前で呼ばれると喘息が出る」という普通の人なら「?」な理由でどうにか乗り切れたのだが、第2の地獄、止めといわんばかりの八千代による「同世代のお友達」宣言は彼を大いに傷つけていた。

これぞまさに「もう止めて!佐藤のライフはとっくにゼロよ!」状態といえよう。佐藤に幸あれ。


このようにして佐藤の悲惨さを描けば描くほどに、対照的に映る伊波ちゃんと小鳥遊。

まずは一緒に帰るところから始めようという小鳥遊の提案により、制服姿で一緒に帰っている姿はもうカップルにしか見えないです!

と、ここで妹なずなが2人を目撃するという更に熱い展開に。

と思ったら兄との関係よりもまずマジックハンドで手を繋いでいることを不思議がっていた。当然といえば当然である。


で、そういう前振りがあったかと思ったら、まさかのなずなワグナリアに参戦。

宿題で職業体験レポートがあるからという至極もっともな理由により、小学生がアルバイトをすることのおかしさをクリアするが、正直ワグナリア自体が非常識なので別にちゃんとした理由じゃなくてもいけた気がする。幸い身長もでかいし。

そんななずなに対して、当然伊波ちゃんは戦々恐々としており、何とか小鳥遊を殴らないよう努めようとする。が、失敗。

最悪なことにほぼ目の前で殴ってしまったのだが、小鳥遊が「社会にはいろんな性質の人がいるんだ」で済ませたことにより、更に事態は悪化してしまう。

何故兄は何もしていないのに殴られたのか、そして何故それを甘受しているのか。

不思議に思ったなずなは直接伊波ちゃんに疑問に思っていたことを聞いた、まではよかったのに、伊波ちゃんテンパリ過ぎてまさかの聞き間違い。


「お兄ちゃん殴られるの好きなんですか→お兄ちゃんのこと好きなんですか」からの「はい」


早く!早くなずなの誤解を解いてあげて!!

「お兄ちゃんやっぱりアレなんだ、あのマゾとかいう人なんだ」といった具合に誤解が誤解を生んで大変なことに。

まるでアンジャッシュのコントを見ているようだったが、それにしても小鳥遊が可哀想でならない。


こうしてほとんどが伊波ちゃん恋物語でお送りされていたのだが、最後のジレンマからのデレがまた可愛かったのなんのって。


小鳥遊が構ってくれるのは男性恐怖症のせい→治ったら構ってくれなくなる→でも治したい


そんな悩める伊波ちゃんが今欲しいであろう言葉「ゆっくり一緒に頑張りましょう」をさらっといえる小鳥遊は、やはり天然ジゴロとしか思えませんな。このやろう。

って、この間といい何だこの最後の終わり方は(笑)



うわ!?余りにも伊波ちゃんが可愛かったせいで、異常なまでに長い文章になってしまった。

これから先伊波ちゃんが出るたびにこうなるのかと思うとなんともいえない気持ちになるが、とりあえず次回は八千代と佐藤の過去回らしいので少しはマシになるのではないかと。

しかしこの文量、相当気持ち悪いな私・・・