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いちばんうしろの大魔王 第5話「地下迷宮にご用心」(ネタバレあり)


前回、照屋栄子の画策により宝の地図が示すものは何かを確認しに行かなければならなくなったわけだが、こういったダンジョン散策の場合は大抵2パターンに分けることが出来ると思う。

1つ目は徹底的にシリアスにして、仲間が危機にさらされたり場合によっては死んでしまったりしてボロボロになるというバターン。

2つ目がダンジョンにある罠やモンスターの攻撃によって1人1人がアホなリタイアをかますという、ギャグで通すパターンである。

で、この回はどっちを取ったかというと基本的には前者なのだが、どうも緊張感にかけるというか、シリアスになりきれないという非常に中途半端な感じだった。

当然基本はシリアス調なので笑どころも少ないし、やたら裸になるしでなにがなんだかわからなくなってしまったわ。

しかも、何故か攻略対象(?)であるヒロインがいっせいに阿九斗のところにわらわらと集まってきて、最終的にはハーレムエンドみたいな感じで終わったという。

台座に座って女の子をはべらせている様は、どう見ても魔王そのものだしどう見てもいい最終回だった。ハングル問題で急遽打ち切りなのかと勘違いするほどに。


とはいえ、基本的に前回がハイテンポだっただけで、今回もダンジョン散策という設定をうまく活かして笑わせられるところは笑わせ、緊張感のあるところはそういう雰囲気を出しといった感じで非常にバランスよく作られていたとは思う。

ただ、ヒロインの心情の移り変わりは相変わらず雑。

不二子がデレた意味もよくわからなかったし(恐らく阿九斗が助けてくれたからだとは思うが)、生徒会長が阿九斗に好意的なのもよくわからない。

まあ、基本的に恋愛よりもギャグに力を入れていそうだし、最終的には全員がデレるんだろうから別にいいのだが、もう少しちゃんとやろうよとも思う。

次回は臨海学校ということなので恐らくは徹底的に笑わせてくれるに違いない。

ヒロインの誰とくっつくかも気になるといえば気になるが、とりあえずは面白さのほうに期待したいと思う。