4月からのアニメをまとめて評価(ネタバレあり)
別れの後にはまた新しい出会いが待っている。
ということで、この4月からまた新しくアニメが始まったわけだが、正直よっぽど暇でもない限り全部を見るなんていうのは不可能である。
また、いくら暇人といえども面白くないアニメは見たくない。そんなもの見続けるのはもはや修行の一環としか思えないし。
そんな皆さんのお役に少しでも役立てていただければと思い、ほぼニートである私が1話だけを見て点数を付けていこうというのが今回の趣旨である。お父さんお母さんごめんなさい。
対象となるのは俗に言う深夜アニメのみで、2期、3期などの続き物やBL臭がするものは除外させてもらった。
では、1週間経ってあらかた出尽くしたところで早速各アニメの評価をしていこうと思う。
■kiss×sis(ジャンル:箱庭・萌え)
知る人ぞ知るエロ漫画であるこの作品。よもやアニメ化するとは思いもしなかった。
ストーリーは単純明快で、ヲタクならば一度は夢見るであろうシチュエーション、義理の姉が弟にモーションをかけてくるという話である。
しかもその姉が双子だってんだからもう悶えて悶えて仕方がない。
が、ただそれだけなのでこのシチュエーションにはまらなければ相当つまらない作品だと思う。
話の流れも大抵が弟により問題が発生し、最終的には丸く収まってニヤニヤの繰り返しだし、1話完結を意識し過ぎて少々強引に話が進んでいく感じがあるため原作が好きじゃないとイライラするかもしれない。あとEDが酷い。見てられない。
ということで60点(個人的には80点だけど)
■会長はメイド様!(ジャンル:箱庭・恋愛)
原作が少女漫画だろうが面白いものは面白い。ということでとりあえず見てみたのだがどうやら私には合わなかったようである。
まず何より同じ少女漫画である「君に届け」が面白すぎたのがいけなかった。あれによって設定は違えども同じように恋愛ものとなるであろうこの作品がどうしてもかすんで見えてしまうのだ。
あとヒロインである鮎沢美咲は魅力的なのだが、碓氷拓海にどうしても魅力を感じることができなかったというのも合わなかった原因のように思える。
逆に言ってしまえば碓氷拓海に魅力を感じる人には面白い作品だとも言えるはずなので、そういう人はとりあえず見続けてみてはいかがだろうか。
ということで40点
■B型H系(ジャンル:箱庭・コメディ)
友人が発掘したのを随分前に読ませてもらったのだが、全くといっていいほど印象に残っていなかったこの作品、中々に面白かった。
テンポもいいし、中の人もベテランさんなので安定感があるし、絵も綺麗とはいかないまでも悪くはない。OP・EDはまあ良くも悪くもアニソンらしいといったところだが、酷いわけではないので悪いところが余りないのだ。
強いてあげるなら設定が好き嫌い分かれるような気がする。処女がセフレ100人作ることを夢見て奮闘するというのは、ヲタクが余り好まない設定なのかもしれない。
それが気にならないなら見続けても損はないのではないだろうか。恐らく小須田を踏み台にしようとしたが最終的には気になって仕方なくなるって内容だと思うし。
ということで75点
■いちばんうしろの大魔王(ジャンル:特殊能力・萌え・コメディ?)
原作がラノベということで期待値はそれほど高くなかったこともあってか、素直に面白かったように思える。
舞台が魔法ありきということで斬新さはないのだが、主人公や周りの設定によってそれが気にならない作りとなっていた。
が、1クールしか枠が無いのだろうか、少々キャラクターが登場するスパンが短すぎるような気がするところが少し残念かと。ちょっとテンポ速すぎる。
とはいえ、このアニメは善良でありたい主人公と、その主人公を悪いやつだと決め付けている周りとの噛み合わなさを楽しむアニメだと思うので、そういったやり取りにハマったのなら見続けてみてはいかがだろうか。
ということで80点
■Angel Beats!(ジャンル:ストーリー重視?)
ちょっと調べてみたところkey専属のライターである麻枝准が原作・脚本ということで、なんだかものすごく期待されている作品のようである。
舞台は死後の世界で記憶を失った主人公を中心に物語が進んでいくようなのだが、見ていて完全に置いてきぼりをくらってしまった。
恐らく説明不足なのはわざとで今後の展開に絡んでくるのだとは思うんだが、うーん・・・
昨今のアニメ商法の一つである劇中でキャラクターがライブをするという試みも、私としてはわざとらしくて余り好きではなかった。曲は良いんだけどね。
まあ、key作品が合わないというわけではないのでとりあえずは見続けるつもりだが、余りにもオナニーが過ぎるようなら切るかもしれない。
ということで50点(後半巻き返しタイプという可能性もある)
■WORKING!!(ジャンル:箱庭・萌え・コメディ)
舞台はファミレス。一瞬Piaキャロを思い出してしまった私は根っからのダメ人間のようである。
このアニメに関しては恐らくこの2つのどちらかに当てはまるかどうかに尽きると思う。
- キャラに萌える
- ギャグが合う
ちなみに私は両方当てはまるという、製作サイドにとって思うツボな人間だった。
今後どうやらキャラクターが増えていきそうなので、ますます期待できるのではないだろうか。
ということで80点
■GIANT KILLING(ジャンル:スポーツ)
基本的に私はアニメを見る際に、1人はヒロイン的な女の子がいて欲しいタイプである。
よってこの作品はなんら惹かれるものがなかったのだが、ことアニメに関してはハズレの少ないNHKということと、評判が結構良かったことからとりあえず見てみることにした。
内容に関してはかなりベタなもので、弱小サッカーチームを昔活躍した選手が監督として型破りな方法で立て直していくという流れのようだ。
だが、ベタということは安定して面白いということでもある。
前半は少し引っ張りすぎというかテンポが悪かったのだが、後半になって案の定熱い展開になり、最後良い終わらせ方だったので続きが気にならざるを得ない。
絵こそ微妙ではあるが、これは結構期待しても良いのではないだろうか。
ということで85点
■荒川アンダーザブリッジ(ジャンル:コメディ)
今期1番かもしれない。
信者と取られても仕方無いがやはり新房×シャフトのタッグはハズレが無いと思う。
テンポもいいし、神谷浩史は安定感抜群だし、内容も面白いし、絵も音楽も良いし。
まあ完全にコメディなので、笑いのツボが違わない限り誰でも楽しめると思う。
ということで90点
■閃光のナイトレイド(ジャンル:ストーリー重視?・特殊能力・バトル?)
???
説明を!誰か説明をしてくれ!
と思わずにはいられないぐらい何の話なのかわからなかった。
見ていてわかったことは、登場人物が特殊能力を使えることと、何か特別な組織、しかも表に出られないようなものに属しており、秘密裏に事件を解決しているということぐらい。
まあ、これだけわかれば十分な気もするが、細かいところまで気になる性分につき舞台設定や背景に関してどうしても説明が欲しいところではある。
下手をすると置いてきぼりをくらいそうな作品だが、なんとなく雰囲気がDARKER THAN BLACKに似ているような気がするのでとりあえずは見てみようと思う。今後に期待。
ちなみに音楽はパパイヤ鈴木とちょっとかぶってる葉加瀬太郎と門倉聡が担当しているらしい。そういわれるとなんとなく音楽が良かった気がしてくる。個人的にはOPテーマも結構良かったけど。
ということで65点
■迷い猫オーバーラン!(ジャンル:箱庭・萌え)
OPひでぇ!!
そんでもって内容もひでぇ・・・
まず何よりテーマが何なのかが見えてこない。
猫を絡めたがっているようだが何のためなのか良くわからないし、各キャラの個性は微妙だし、主人公をみんなで奪い合う感じでもなさそうだし、店を繁盛させようってわけでもなさそうだし、笑いのパートは面白くないし。
原作を読んでないのでなんともいえないが、化けるまで待とうという気には一切ならなかったので残念だが私は見るのをやめようと思う。ネットで話題になったらもう一回トライするかもしれないが。
あと竹達彩奈に猫を絡めるのやめろや。まんまあずにゃんじゃないか。
ということで30点
■RAINBOW 二舎六房の七人(ジャンル:ストーリー重視)
とても「君に届け」の後番組とは思えない暗さだった。
冒頭の女の子のシーンなんて若干のトラウマである。普通ああいうシーンだったら女の子だけは差別の目を向けないってのが定石じゃないんスかね。
1話見ただけでは判断のしようが無かったのだが、女キャラも一切出てこなかったし完全に内容で勝負してきている気がする。
唯一気になるのは小栗旬か。別に下手ではないのだがどうしても顔がちらついてしまうのが残念である。何故売れっ子俳優を起用した。
今期の中ではかなり異色と言うことができるだろう。とりあえずは見てみようと思う。
ということで70点
以上、こんな感じの点数配分になった。良かったら参考にしてみて欲しい。
この中で個人的に続きが気になって仕方が無いor楽しみなのは、「GIANT KILLING」と「荒川アンダーザブリッジ」の2作。
特に荒川はネットでも話題になりそうなので、肌に合わないという人以外は見ておいたほうが良いかと。
まあ、友人も言っていたがアニメは3話まで見ないと良し悪しの判断がつかないので、余りにもつまらない作品のみを切って様子を見守ってはいかがだろうか。
しかし偉く長いこと書いたな・・・余りの暇さに自分でも引くわ。