Lawless Area

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NARUTO 第四十八巻(ネタバレあり)

外国人の日本に対するイメージの一つとも言える「ninja」を取り扱っているためか、外国人に熱狂的なファンが多いこの漫画。

日本人にも好まれているのかどうかは分からないが、私は結構好きだったりする。

成績が悪く、身よりも無い上に、里を襲った九尾の狐が封印されているという事で、周りから迫害され辛い思いをしていた主人公のナルトが、精神的にも肉体的にも成長していく様は、見ていてとても好感が持てる。

また、一つ一つ問題を解決していく毎に、周りに仲間が増えていくのを見ていると、ほっこりした気持ちにさせてくれるのもこの作品の良いところだと思う。

かといって総てがハッピーエンドで終わっているかというとそういうわけでもなく、時には失敗したり、仲間が死んでしまったりする事もあるというところもまた、私がこの作品に好感を持っている理由の一つである。



さて、そんなNARUTOも早いものでもう48巻が出版されるに至っている。

この巻で、長きに渡った「対ペイン戦」が幕を閉じるわけだが、戦いの終わらせ方としてはいささかぬるい感じもした。

が、何も相手を力でねじ伏せるだけが勝利ではないということも良く分かるし、今までの流れを実に良く活かして描かれているので、別に悪くは無かったようにも思える。ここは賛否両論別れそうではあるが。

ちなみに前巻で死んでしまった、腐女子に大人気のカカシさん。おいおい作者思い切ったことするななんて思ったのだが、今巻で生き返っちゃったよ。

ですよねーとは思ったが、正直少しガッカリもした。ちょっとご都合主義っぽかったからね。

まあ、実は友達にネタバレされてたから行き帰る事は知っていたんだけれども。チクショウ。

そのカカシが生き返ったところがこの巻での最大の盛り上がりポイントなのはきっと腐女子だけで、本来はきっとナルトが戦闘を終えて里の皆に認められるシーンなんだと思う。アレは結構グッと来るものがあった。

「私ONE PIECEのあのシーンで泣いちゃいました☆」とか言っちゃってるような奴は、きっとこのシーンでも泣けるんじゃないのかな。すげーどうでも良いけど。

そんなハートフルなシーンの後、また物語が大きく動き出しそうな感じで今巻は終わった。

良い加減もう放っておいても良いんじゃね?と思ってしまいがちなサスケが火影を殺すとか言っちゃってるし、風影である我愛羅達にも何かありそうだし、ナルトもまた何か始めそうだし。

次巻からがまた楽しみである。

関係無いが、ババアとは分かっていてもエロスを感じずにはいられない綱手の今後も気になるところだったりする。