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華麗なる食卓 第34巻(ネタバレあり)

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そうだよ昨日買ったのはこれだよ。

発売からもう10日以上経っており今更感がぬぐえないが、感想を書きたいと思う。



愛読している人は分かると思うが、華麗なる食卓といえば「えろい」、「うまそう」、「結維可愛い」の三拍子が揃った漫画と言えよう。

そもそもこの物語は高円寺マキトというふざけた名前の主人公が、飢えの為死にかけているところを世話好き少女、曽根崎結維に助けられるところから始まるのだが、連載当初はまさかここまで続くとは思わなかった。

といっても別に話が面白くないとかそういうわけではなく、今になって思うと見所がたくさんある漫画のように思える。


「マキトは探している父に会うことができるのか」、「マキトはカレー(エディブルファイト)で一番になれるのか」、「マキトと結維の関係はどこまで発展するのか」、「今回は誰が脱ぐのか」etc...


こんな感じで色々見所がある華麗なる食卓、是非終わり方は綺麗にしていただきたいと思う次第である。



さて、今34巻だが、登場人物(ゲスト)は以下の6人である。


結維、魔女っ娘、コスプレ少女、ツンデレ、アイドル、チャイニーズ…


これだけだと完全にアレな漫画だが、内容はきちんとした料理ものなので安心して欲しい。

今回はまず最初に、魔女っ娘こと新垣芽瑠との料理バトルが描かれている。

エディブルファイトに出場したかったが、余りにも痛い性格のため周りから止められてしまった魔味かるめるる並びに、たまたま陶芸の店で知り合った売れない陶芸家植原が、マキトとの勝負を通じて成長する様が実にハートフルだった。

次に登場するのがエディブルファイト本戦リーグでマキトと戦った、琉球庵のコスプレ担当嘉手納碧琉とツンデレ要員嘉手納紫音である。

この話はカレーバトルとは離れ、姉妹二人とおまけ(松部)とですき焼きをする様がまったりとした感じで描かれており、それに加えてただただエロかった。バンザイ。

ほんでもって次がアイドルYURIKAとの話だが、これはどうやら次巻以降に持ち越しのようである。恐らく結維とマキトの間に一悶着を起こす、トラブルメーカー的なポジションなのだろう。

関係無いがエディブルファイトMC時のYURIKAは、どう見ても一昔前の第一生命での石原さとみにしか見えない。第一でナイトとか言っちゃってたやつ。

話がそれたが、次のチャイニーズ(?)こと孫麗君の登場でようやっとエディブルファイトの流れに戻る。

決勝トーナメント第二試合、孫麗君と8、9巻辺りで見事な噛ませ犬となっていたライアンによる天星飯店VSポケモン金銀ネイティオみたいなお面を被っているガルーダが描かれているが、勝敗は次巻に持ち越しという形となっている。

戦いの前にライアンが、「ボクはエディブルファイトが終わったら、孫先生にプロポーズしようと思ってまス」と言っていたのがどう見ても死亡フラグにしか見えないのだが、ふなつはライアンをどうしようというのか。そこらへんも気になるところである。


今34巻は以上の様な感じとなっており、緩急の付いた大変充実した内容となっていたのではないだろうか。

ただカレー料理を紹介するわけでも戦わせるわけでもなく、ギャグを混ぜてみたり、エロを混ぜてみたり、人間ドラマを混ぜてみたりと、スパイスが色々効いていて中々面白い漫画だと思う。

ただ、カレーが嫌いな人にはひたすら拷問が続くだけので余りオススメできないが。