ドラマ、主に泣いてますを見た。(ネタバレあり)
更新が途絶えた2ヶ月余、何とか生きてます。
ネットの活動がままならない=リアル充実というのが多いが、それは違います。
ただ色々なことが重なってしまい、かつ、元々そこまで頻繁に更新するタイプではなかったのでこの有様だっただけである。それが理由です。
万が一にも「更新マダー」と思われていた方がいらっしゃったら、平に謝ります。
といった感じでいよいよくどくなってきたので、「主に泣いてます」というタイトルの雰囲気をもじって文末に多用するのを止め、本命である内容のほうに言及していこうと思う。
この作品、まず最初に私個人の感想を言ってしまうと、今クールで唯一面白いドラマだったのではないだろうか。まあ、他の作品はちゃんと見ていないのでなんともいえないのだが。
まず何よりもテンポが非常に良かったし、放送時間も通常のドラマより短かったのも見やすくて良かった。
また、主役を支える脇役の方々がそれぞれ絶妙で、良い味を出していたのではないだろうか。特にいがぐりオカマこと小桃宣親。その姿、まさにザ・個性。
時々雰囲気だけで強引に持っていっていたり、スベっていたこともあったが、作中で展開されるネタは大抵面白かったとも思う。
ということで、最後まで楽しく見られた作品だった。
とはいえ、これは私にたまたまハマっただけであり、全員が全員「何だこれは!ドラマ界に革命が起きた!!」といった感じで手放しで褒めるわけではないだろう。
では、どのような人なら楽しめるのか。私なりにいかにもそれっぽいことを言っているような感じで検討していこうと思う。
まず、第一の関門として考えられるのが、設定と演者とのギャップである。
この作品、主役である泉さんが余にも美人過ぎて、そのせいで様々なトラブルに遭ってしまうという設定が核となっている。
そう、この作品、主役である泉さんが“美人過ぎる”というのが核となっているのだ。
つまり、主役である泉さんが美!人!過!ぎ!・・・しつこいか。
そろそろ何を言いたいか察してもらえたと思うが、ここに引っかからない事がドラマを楽しく見られるようになる第一歩なのではないだろうか。
あとはついでに演技力の方にも目を潰れるとなお良い。
次に、第二の関門として考えられるのが、マニアックなネタに対する寛容さである。
原作もそうなのだろうか、作中でちょいちょい入ってくるネタに、「また随分マニアックなもん持ってきたな!?」というものが結構ある。
恐らくどストライクなのはそこそこ年齢を重ねている人だろうから、てぃーんえいじゃーなんてもう「???」状態の方が多いだろう。
そこで、「元ネタわかんねーよ、だからつまんねーよ、フライディ・チャイナタウンって何だよ」と不貞腐れてしまう人だと、楽しく見ることはできないだろう。
これとは逆に、「ああ、何かわかんないけど面白いことなんだろうな」と雰囲気だけで楽しめるような人なら、大抵の展開に耐えられるはずである。
最後に、狙いすぎてなのか、ちょっと雑になっていたのか、冒頭でも述べたがたまにスベる。
そういう時にスッと冷めてしまわずに、聖母マリアのような慈愛に満ちた眼差しで見る事ができれば、主にクリアしてます。
何か他にも引っかかりそうなところがあったような気もするが、大体問題となりそうなところは挙げられたような気がする。多分。
こんな感じで、私が上記で挙げた問題点をクリアできそうなら是非見てみて欲しい作品だった。
何も考えずに、頭を空っぽにして見られる作品というのは稀有なので、たまにはこういうドラマがあっても良いんじゃないかな、と個人的には思う次第である。