Lawless Area

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挫いて挫ける


今朝、私がぐっすりと眠っていたら、母が部屋にきて私が母に借りていたものを返してくれと言ってきた。

私は比較的寝起きが良いのでその声ですぐに目を覚ましたのだが、何を思ったのかここですぐさまベッドからスッとおりて棒立ちしたらシュールだろうな、と考えてしまったのだ。完全に寝惚けている。

そしてそれをすぐさま実行すべく、横になった状態で足を床に付けて体の向きを変えて勢い良く立ち上がったところ、



倒れた。



当事者である私はもちろんのこと、見ていた母としても目の前で寝ていると思っていた息子がいきなり立ち上がり、そしてそのまま操り人形の糸を切ったような感じで崩れ落ちたわけだから、一瞬何が起きたか理解できなかっただろう。

まず爆笑し、崩れ落ちたままそれでも無反応で動かなくなった息子の様子を見て、「アサが倒れた!」と言い妹を呼んでいた。

妹もまあ意味が分からないというか、「倒れた」と言われたらただ事じゃないと思うわけで、すぐに来て母と妹が2人で私の部屋を覗いている状態に。



で、騒ぎの張本人である私はというと、寝起きの頭かつ突然の出来事に放心状態。

少し経ってから冷静になった頭で考えたところ、普通に立とうと思ったら左足に全く感覚が無くなっていたことで倒れたので、恐らく変な寝方をしていてしびれたか何かしたのだろう。

一瞬、感覚が一切無くなっていたので、左足が後天的に使い物にならなくなったのかと思って本気で焦った。寝起きに不意打ちも良い所である。



こうして恐らく今年70億人の中で最も残念な形で足を挫いたわけだが、最初は単に変な感じで転倒しただけで正直なところ大事には至っていないと軽く考えていた。

しかし、しばらくしてからどうにも足の調子が思わしくなく、というかもはや歩くのも困難な状態になっていたので笑えない感じに。

これは自然に治らないやつだ!と確信した私は、すべての予定をキャンセルして渋々接骨院に行くことにした。



そこで問題となるのが移動手段である。

幸いにも左足だったので車は運転できるのだが、生憎行こうと思っていた接骨院には駐車場がないのだ。

だからといってこの時にはもうゾンビみたいな歩き方になっていたので、それでもあえて歩いていくというのはストイックすぎて私には無理。

となると、もう残されているのは自転車しかないわけで、嫌な予感しかしない自転車による接骨院への旅が始まった。



まず、こんな足の状態で自転車に乗るとなると、出だしこそが最も重要となる気がする。

勢い良く右足で地面を蹴り、その勢いから右足で力いっぱいペダルを漕げば、あとはそこまで力は使わない。はずである。

その動作を何回か脳内でイメトレし、満を持して自転車のスタンドをいつものように右足で蹴り上げそのまま跨ったところ、



盛大にバランスを崩した。



バカなのかな、バカなんだろうな。

右足でスタンドを蹴り上げそのまま右足を上げて跨れば、全体重がかかるのは左足に決まっている。

そしてその左足はもはや真っ直ぐ立つことも困難になっているわけで。

「ガタガタガタガタッ!」と体が落ち着きのない感じにはなったが、何とか転ばないように踏みとどまる事ができた。そしてその代償として左足が死んだ。

これ、かなりしょーもないドジを踏んでいる気がするのだが、世界は広い。そんなところが逆に可愛い!という女性の方、連絡待ってます。



というわけで、出だしから躓いたのが悪かったのか、その後も狭い道を前から自転車がやってきて追い込まれたり、サドルを高くしていたせいで赤信号の時死にかけたりと接骨院までにHPが底をつく勢いだった。

こうした積み重ねが響いたのだろう、朝何もないところで転んだだけにも関わらず、私の左足は現在こんな感じになっている。



もう折れちまえ



原因が原因だったことと、今日予定していたことをすべてキャンセルせざるを得なかったことから、このあと私のやる気スイッチが修復不可能なくらい壊れてしまったのは言うまでもない。