Lawless Area

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ヒトカラ!


ひとりカラオケ専門店「ワンカラ」体験してみた!



余にもブログを更新しないのもどうかと思ったので、以前からちょっと気になっていた1人カラオケ専門店について書いていこうと思う。ぼっちにはピッタリのテーマだね!

1人カラオケ、とわざわざ言うくらいなので、カラオケというものは本来集団で楽しむものなのだろう。



が、しかし!



私クラスになるとそんなもんは関係ないわけで、それはもう充実したヒトカラライフを送っている。

楽器やら勉強道具やらをわざわざ用意して、「え?いや別にカラオケ目的とかじゃないですけど?」みたいなカモフラージュをすることもなく、店員さんに「2時間で(バーーーン!)」と告げる姿は最早神々しさすら感じさせるよね。

で、ドリンクバーなら2度とおかわりしに行かなくていいように何杯かまとめてお盆に乗せ、部屋に着くなり送信、送信、ん送信っ!!

曲が始まると音もなく立ち上がり、それはもうノリノリで歌い続ける、というわけである。



ごめんなさい、見栄張りました。

これは最近の私、つまり一段階上のステージへと足を踏み入れたあとの私の様子であり、最初の方はこんな「イェーイ!1人最高フオォォォウ!!」なんてとてもじゃないけどできなかった。

まず入店時にビクビクしながら周りを見渡し、他にお客さんがいないかをチェック。

1人でもいるとそのままUターンしようかどうか真剣に悩むほどで、特に学生の集団やカップルなんていた日には「殺してくれ!」っておもむろに叫んでそのまま逃走したと思う。



で、運良く誰もいなかった場合、「え?ヒトカラとか別に普通じゃね?」というオーラを全身にまとい、店員さんに自分の希望を告げ、そのまま気にしてない風を装って部屋まで直行。

まず荷物を置いた後にビクビクしながらドリンクバーのところへ行き、2人分の飲み物を持ってその場を撤退。これはまた来なくていいようにというのももちろんあるが、どちらかというと「一緒に来たやつの分も持って行ってやる俺超優しくね?」的なカモフラージュの要素が大きかった気がする。

そしてようやく一通りの準備が整ったら、自分の好きな曲を入れ、外を若干気にしつつお行儀良く座りながら歌う。という感じだったのだ。初々しくてキャワユイね!



さて、ここで最初に戻るわけだが、そんな初期の私のようなCB、CG(チキンボーイ、チキンガール)が気兼ねなく行けるよう作られたのが、冒頭で取り上げた1人カラオケ専門店「ワンカラ」である。

今月25日にめでたくオープンするこのお店、宇宙船だかなんだかを意識した作りになっていて部屋のことを“ピット”と呼ぶらしい。

部屋の広さは約2平米で、部屋には録画用のカメラ、モニター、左手にはデンモク、ヘッドホン、ハンディマイク、音量調整のミキサー等々が用意されており、ヘッドホンを着けて歌うのだそうだ。

うん、コンセプト自体は面白いし、設備も充実してて良いかも知れない。



でもあえて言いたい!そもそもここに行ける人なら普通の店にも1人で行けるんじゃないかな!!



むしろ「ヒトカラ専門店!」なんて大々的に宣伝されると、そこに出入りする人間を指差して「プークスクス、あいつら1人でカラオケとか何が楽しいんだよ(笑)」とかリア充様に言われそうなんて思ってヒトカラ未経験者は二の足を踏みそうである。

そして結局行くのはどこのカラオケ店でも1人で特攻できるヒトカラー達のみとなり、1時間600円なら1回行けば良いな、なんて思ってどんどんお客が減っていき・・・。

数年後には「ああ、そういえば一時期そんなような店ができたこともあったね・・・」なんて2chの「懐かしいものをあげるスレ」とかで話題に出るなんてことになりかねない。



とはいえ、最近は「1人○○」が以前に比べて話題に上ることも多くなってきているし、試み自体は面白いと思うので意外に満員御礼状態になるかもしれない。

この記事を読んで興味がわいた方がいらっしゃれば、ネタにもなるだろうし是非一度行ってみてはいかがだろうか。

まあ、私は広い部屋でウロウロしたり、どこからともなく聴こえてくる歌声に対抗意識を燃やしてことさら上手く歌おうとしたりするのが好きなので、いつも通り気が向いたときにふらっとヒトカろうと思う。ぼっち最高!ぼっち・・・最高・・・。