「旅行に持って行きたい楽器」
私は下手の横好きだがピアノを弾くことが出来るので、ちょっとこのスクロールピアノに興味がある。
ということで、指定されたお題に素直に応え、見事スクロールピアノをピッピカチュウしたいと思う。
ではさっそく・・・
島村楽器のお題「旅行に持って行きたい楽器」
と尋ねられてまず思うのは、何の楽器を持っていくかは旅行先によるかなということである。
そこで私、旅行先を日本国内に限定して考えてみようと思う。何故なら海外に下手に楽器を持っていくと、入国の段階で酷い目に遭ったり、外で不用意に演奏したら石とか投げられそうだからね。
おいおい、偏見が過ぎるだろと言われるかもしれないが、私は追手内洋一君の次ぐらいについてないと言えるほど運が悪いため、あながち的外れでもうんぬんかんぬん。
うん、私のついてない自慢を始めるとこのお題に応えられなくなるおそれがあるので、話を元に戻そうと思う。
旅行先を日本とした場合、実現可能性を考慮しなくて良いというのであれば、やはり私はグランドピアノを持っていきたい。
何故って、旅先で「ポロロロ〜ン」とかおもむろに弾いちゃったりしたら、何か格好いいじゃないの!
―――旅先での疲れを温泉で癒し、ぬれた髪をタオルで拭きながら廊下を歩いていると、どこからかピアノの音色が・・・
その音色に誘われるように歩いていくと、なんてことはない一般客の部屋の前に辿り着く。
開いているドアから中を覗いてみると、そこには物憂げな表情でピアノを弾く一人の性年・・・じゃなくて青年が・・・
「まあ、何て素敵な殿方なんでしょう!」
普段だったら絶対にこんなことはしないのだが、旅先ということで大胆になっていたこともあり、彼女は彼に話しかけることにしたのだった―――
なんつってなんつって!
いくら私がガッカリフェイスでも、旅先の開放感とピアノ補正によって多少の修正は可能なはずである。
つ・ま・り、旅先でピアノをかきならせば私は一躍モテモテに!ハーレムも夢じゃないと!!
っていう夢が見られるのだから、やはり私は旅先にグランドピアノを持って行きたいですね・・・、はい・・・。