フクベエ
■忍者ごっこしていた男(28) 警察「忍者になりきっていた」 男「もう許して」
記事のタイトルだけで笑ったのなんて久しぶりかもしれない。
これはもちろん、日本のどこかで男性が忍者ごっこをしていて、あまりの怪しさに警察が逮捕したなんてことではない。
この忍者ごっこをしていた男性のお住まいはアメリカ、流石の自由の国も忍者ごっこは自由にさせてくれないらしい。
まあ、実際はこの男性が忍者ごっこ(楽しいのであえて何回も繰り返す)をしていたから捕まったわけではなく、子供を家に一人きりにしてしまったことで逮捕されたとのこと。
というのも、アメリカは州によって異なるが、子供がある一定の年齢に達するまで家や車の中に一人きりにしてはいけないという法律があるのだ。
にもかかわらず、深夜に忍者ごっこがどうしてもしたくなったのだろう、深夜の1時に4歳になる息子を家に放置し、一人でひたすらニンニンしていたというわけである。
これはもちろんいけないことであり、罰せられてしかるべきなのだが、私はどうにもこの男性を憎めない。
よっぽど忍者が好きなのだろう、深夜に黒い忍者スーツを身にまとい、もしかしたらつま先立ちで通りを駆け抜けたり、「シュッシュッ」って言いながら手裏剣を投げるマネをしてみたり、更には背中に剣なんかも装着しちゃってたりしたかもしれない。
なんとシュールかつ可愛らしいんだ。
そして、何よりこの男性を評価したいのは、検察官の「黒い衣装を着て忍者になりきっていた」という主張に真っ向から対立し、「ジョギングをしていた」と忍者ごっこを否定しているところである。
いやー、流石忍者好き!そうだよね!忍者は世を忍ばなきゃいけないから正体を明かしちゃいけないよね!!
まあ、だったら最初から人目に付くようなところでニンニンするなって話になるけど、そこはあえてつっこまず、生暖かい目で見守ってあげるべきだとこの記事を読んで思った。