めちゃイケ「祝、岡村復帰」
報道されていた通り、今日放送されためちゃイケにて、実に134日ぶりに岡村隆史がテレビ復帰を果たした。
私はブログで何回か言ったことがあったと思うが、約10年ほど前から毎回欠かさず見るぐらいのめちゃイケファンである。
が、彼がめちゃイケに出なくなってから自然と見なくなってしまっていたのだ。
つまり、私はめちゃイケが好きなのではなく、岡村隆史が出ているめちゃイケが好きだったのだろう。
そして、そういう人間が多かったのか、彼が謎の休養に入ってからというもの、ネットでは事ある毎に話題に上がり、彼の出ていた番組は軒並み調子を落としていた。
特にめちゃイケはその傾向が強く、新メンバーを増加させてテコ入れを試みるも失敗。(無駄に5組も増やしたのも原因の一つかもしれないが)
正直このまま終わるんじゃないだろうか、というところである意味実にタイミングの良い復帰となっていたように思える。
で、肝心の内容だが、まず冒頭。
チリであった落盤事故の救出劇を真似て、岡村が地中から見事に生還を果たすという演出が施されていたが、アレは確実に苦情が殺到すると思う。
確かにここ最近のニュースで上手いこと条件が重なるのはアレぐらいだとも思うが、人の生死が関わった重大な事件を面白おかしくパロディとしてお送りするのは流石にまずかったのではないだろうか。
私の頭が固いだけなのかもしれないが、アレは笑えない方の冗談だったように思える。
まあ、そうした内容はどうであれ、無事奇跡の生還を果たした岡村、まずはお約束のメンバーを放置する悪ふざけから入り、散々楽しんだところで旧メンバーと熱い抱擁を交わす。
なんだかんだ言ってもメンバーの目が潤んでいたのを見て、何ともいえずほっこりとした気持ちにさせられたのは私だけではないだろう。
そして、肝心の新メンバーとの初絡み。
やはりというかなんというか、元々人をいじるのがあまり得意ではない岡村と、ど素人同然の新メンバーとが絡んだためそこまで盛り上がったようには見えなかった。
特に完全ど素人の三中に至っては、オーディションの時の手紙を持ち出して無理やり感動路線に持っていった感が否めない。
この後めちゃイケはどうなっていってしまうのか、非常に不安に駆られるようなくだりだった。
そしてこの後岡村が休んでいた間にどういうことが芸能界であったのかを振り返り、グラビアアイドルとアナウンサーのダブル「ゆうこりん」関係で2人をいじったところでいよいよ岡村への質問タイムへ。
休んでいる間に何をしていたのか等々、我々も気になっていたことをメンバーが聞いていたが、肝心の病気に関してはノータッチ。
岡村の口ぶりからして、やはり鬱の線がもっとも濃厚だとは思うのだが、そこがはっきりとしないのは何だか少し気持ちが悪い。
何となくメンバーも気を使っていたし、矢部が「これは完全に治ってるな!」と強調していたのを受けて、逆に本当に大丈夫なのだろうかと不安になってしまった。
そんなこんなでいまいちはっきりとしないまま、ラストはめちゃイケお決まりの感動的なフィナーレへ。
夏休みにお台場で開催されていためちゃイケアウトレットパークにて、岡村に寄せ書きをするコーナーがあったのだが、相当数の人が書き込んでいたらしく凄い規模の寄せ書きが披露されていた。
これには岡村も感動したようで、思わず涙をこらえるようなシーンも。
もし鬱だったとしたら、これだけ支持されているという事実は彼を安心させたのではないだろうか。逆にプレッシャーになっていたら最悪だけど。
といった感じで、ざっくりとだが本日のめちゃイケはまさに「岡村復帰スペシャル」といった感じの内容だった。
こうして復帰を果たした今も、彼の病名が何だったのかが明らかにはなっていないため、どうしても「本当に治ったのか、周りが急かしたんじゃないだろうか」と不安になってしまう。
どうか無理をせず、これからはまったりとやっていって欲しいなと思わずにはいられない回だった。