続・イジメ、かっこ悪い
前回、ただの小人である私が偉そうに長々といじめについて語ったわけだが、ではどうすればいいかまでを書かないと、もし読んでくださった人がいた場合胸糞が悪いままになってしまい申し訳が無い。
ということで、今回は具体的にどう対処すべきなのかを私見ではあるが述べていきたいと思う。
いじめの対処法を述べるにあたり登場するのは、被害者、被害者の親、担任の教師、学校、警察の5つと考えて良いだろう。
以下、この5つにスポットを当てて具体的な対処法を述べていく。
■被害者
まず、加害者の心理としては恐らく「反抗しない=自分の方が上」という認識の下でいじめているのだと思う。
なので、一番有効なのはやられたらやり返すことである。
が、そもそもそれができれば苦労はしないだろうから、この考えは余りにも非現実的だろう。
では、どうすればよいか。
まずできることは学校で味方を作ることである。
世の中悪い奴ばかりではなく、中にはいじめられているという事を気にせず付き合ってくれるような友人ができるかもしれない。
または担任を味方に付けるという手もあることはあるが、いじめの対処が上手い教師が担任である確立は、宝くじの1等を当てる並みに低いと思われるので、相当慎重になる必要がある。
次に、以上のことが無理な場合、親に相談するのが1番だと思う。
本当は真っ先に相談すべきなのだが、いじめられている=恥ずかしいという認識を持っている人が多いと思うので、この位置に書かせてもらった。
流石に自分の子供が可愛くない親はそう滅多にいるものではなく、当たり前のように力になってくれると思う。
親にしっかりと自分の気持ちを伝えて、今後どうしていけば良いのかを相談するのが良いだろう。
このように、いじめられた場合誰かを味方に付けることが、精神的に安定するのだが、それが適わなかった場合でもできることが2つある。
1つは「学校に行かないこと」、もう1つは「いじめを重く捉えないこと」だ。
確かに学校に行くことで学べることもあるとは思うが、何も命をかけてまで行くようなところではない。
行かないからといって今後生きていく上で困ることもそうあるわけではなく、勉強さえきちんとやっていれば問題は無いだろう。
また、いじめられている時はこれが一生続くんだと思いがちだが、環境が変わればおのずと無くなることが多い。
他に打ち込めるものを見つけて、加害者をかわいそうな人と下に見て無視し続けられればいずれ奴らも飽きることだろう。
■被害者の親
いじめられている子供は何かしらのサインを発している。
それは、おなかが痛いと言ったり、学校に行きたく無いとだけしか言わないという微かなサインの場合が多い。
そんなときに親が理由も聞かずに「いいから行きなさい」と突き放してしまうと、最悪のケースを招いてしまう恐れがある。
親は子供がどうしたいかをちゃんと聞いてあげ、精神的プレッシャーを与えないように努めるべきである。
いじめられることは何も恥ずかしいことではない、そう思って子供のことを第一に考えてあげて欲しい。
■担任の教師
恐らく余り当てにならないだろう。
彼、彼女らは教師である前に人間であり、学校と親に板ばさみになっていて身動きが取れないことが多い。
また、昨今ではキ○ガイといえるようなことを平気でするような教師もいるので、期待するだけ無駄というものである。
いじめの事実を知った親はまず担任に相談する事を考えがちだが、その担任が本当に信頼に値するのか十分検討したうえで掛け合ったほうがいいだろう。
■学校
基本的に評判を気にする事なかれ主義の集まりなので、相談したところで無駄だと思う。
法的な手段に出る、警察に言う、教育委員会に訴えると脅しをかけて無理やり動かす手段もあるが、そこまでしてやっと動くような学校に果たして何ができるのか。
というわけで、親は学校をあまり信用しない方が良いと思う。
■警察
こちらもあまり当てにはできないだろう。
基本的に警察は何か事件が起こってからでないと動かないので、いじめられた結果起こったこと(恐喝、暴行、傷害、殺人等)に関してのみ行動に移す。
ただ、加害者側には多少なりともプレッシャーを与えることができるので、ダメ元で相談なり被害届けを出すなりをしても良いかもしれない。
以上のことからもわかる通り、いじめに対しては、基本的にはいじめられている本人と、その親のみで立ち向かっていくしかない。
かくいう私も小学生の頃いじめられていたことがあるが、その時は親に嫌がらせを受けていることを報告したし、親はちゃんと私の力になってくれた。
家にイタズラ電話がかかってきたときは父が対応してくれ、母も何かと私を気遣ってくれたことを今でもよく覚えている。
また、私は幸いにも友人がおり、そういったことが精神的支柱となっていたのだろう、元々負けん気の強い性格だったことからやられたらすべてやり返していた。
絡んでこられたら無視したり言い返したし、物を隠されたり捨てられたりした時は同じ目に遭わせたし・・・
当時は勿論嫌で嫌で仕方が無かったが、中学生に進級したら何故かぱったりと無くなったし、きっかけは覚えていないのだが主犯格の一人とはその後毎日つるむ間柄となった。
このように、いじめなんていうものは一過性のものに過ぎず、こうして堂々と話せるほどに振り返ってみればどうって事の無いものなのである。
だからこそ、そういったくだらないいじめに屈し、自ら命を絶ってしまうのは非常に勿体無いと私は思う。
今いじめを受けていて苦しんでいる人がいたら、決して自殺という間違った手段を選ぶことなく、生きていって欲しいと思うばかりである。
うーん、自己満足とはいえ久しぶりに生産的な内容の記事を書いた気がするぜ・・・。