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学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 第12話(最終話)「ALL DEAD'S attack」(ネタバレあり)


ポケモンホワイトというリアルが忙しかったため、しばらくサボっていたら今期アニメ終わり始めてる・・・。

ということで、終わったものから片っ端にレビューを書いていこうと思う。

では、いつもの3行・・・、ではなく今回は一行説明。


「俺たちの戦いはまだ始まったばかりだ!」


では、内容に入っていく。


前回の最後にいきなり軍事系の話になり、どこかの国がミサイル的なものを撃っていたのだが、それによって電子機器が軒並み壊れる羽目に。

ここに来てどこかの国のこの行動が何を意味するのか、混乱に乗じて仕掛けてきたのか、頭の悪い私にはついぞ理解できなかったが、この行為により生きている人々にとっては更に状況が悪化してしまう。


ということで沙耶邸にてチーム孝。

このタイミングで急に友人の電話番号を思い出したという静香が、友人に電話をかけつながるも、冒頭のミサイル攻撃により電子機器が軒並み死亡。

そのため沙耶邸に通じるバリケードも混乱により崩壊し、ゾンビどもが屋敷内に進入しようとする。

が、沙耶パパの冷静な判断により門を即行閉じ、とりあえず被害は最小限に食い止められた。

と思ったのもつかの間、その門も大量のゾンビどもが群がったことで決壊し、ついに屋敷内の進入を許してしまう。


大人たちが狼狽し使い物にならない中、チーム孝のメンバーは冷静にゾンビどもを倒していく。もはや対ゾンビ戦のスペシャリストである。

そんな中ゾンビの雰囲気にのまれることなく生き残った沙耶の両親を初めとする大人たちは、安全な隣家へと移動することを決意。

一方の孝たちは当初の目的である親探しに行くため、沙耶の両親たちとは別れ来るときに乗っていた車の元へ。

屋敷にいたおっちゃんによる車の整備が済むまでゾンビたちの相手をし、惚れた女を守るという熱い台詞を吐いた整備のおっちゃんを残して出発。


屋敷を抜け出し国道へ行くと、そこには大量のゾンビの群れが・・・

と、ここで、原作が未完ということで誰もが予想していたことだが、「俺達の戦いはまだ始まったばかりだ!」エンドで終わった。



原作を読んでいないのでどれだけ即して作られていたのかはわからないが、色々ともったいない作品だったように思える。

平和だった学園に突如として現れたゾンビによって、日常が一気に非日常へと変化し、その状況に翻弄されながらも一生懸命生きようとする主人公達というテーマは、B級ならではの面白さがあった。

が、その後の展開がどうも中途半端というか、消化不良を起こすものばかり。

ゾンビの脅威から逃れるため闘うという展開は、そのうちマンネリ化を招く恐れがあるため変化が必要となる。

そこに現れたクズ教師と信者である生徒数名による内部分裂、という流れまでは良かったのだが、それ以上は特に何があるわけでもなく。

孝と麗の微妙な関係も、いつの間にか解決。

他の生存者達との衝突も、いくつかあったがどうも物足りない。

また、尺の都合上説明がどうも不十分だった気も・・・。


では、どういう展開が良かったのか。

限られた回数の中でどれだけできたかは疑問だが、個人的に好きな展開としては、

  • ゾンビとの闘いがマンネリ化
  • 合流したグループとの意見の対立
  • レギュラーメンバーの心の闇や悩み
  • 暴徒と化した人間との闘い
  • 生存者との出会いと悲しい別れ
  • メンバー同士の衝突からの内部分裂
  • 仲間の死→結束力の強化
  • ラブ要素


などなど、どれもベタな流れだが、それゆえに安定しているのではないだろうか。それとも私がただ単に厨二なだけなのだろうか。


とまあ、何だか散々色々言ったが、「濡れる!!」等の攻めの姿勢(?)は評価できるし、戦闘シーンは人間離れしていたものの臨場感があって面白かったと思う。

どうやら2期もありそうだし、また原作のストックが確保できたときにお送りしていただければ幸いである。