ぬらりひょんの孫 第10話「魔鏡来りて果実を喰らう」(ネタバレあり)
忙しい人のための3行説明。
- カナ、雲外鏡なる妖怪に狙われる
- リクオ妖怪Ver.がカナを助ける
- カナ、落ちる
では、暇な人用の長ったらしい説明に移る。
今回はカナが狙われるらしい。
幼少の頃運悪く妖怪に目をつけられてしまったようで、大きくなったら迎えに来るよという、私だったら恐ろしくて夜も眠れなくなるようなことを言われていた。
そんな内容の夢を見た。という夢オチというわけではないだろうが、誕生日の朝を最悪の目覚めで迎えたカナ。朝から独り言がえげつない。
そんなカナの状況なぞ露知らず、学校ではいつものメンバーがいつも通りの日常を送る。
屋上に清十字怪奇探偵団のメンバーが集まり、そこでカナは清継から不気味な人形をプレゼントされる。
その後、カナは寝不足ということで一人先に帰り、残りのメンバーで発表会が行われた。
そう、その発表会で何故かタイミングよく話されたのが、カナを狙っている妖怪、雲外鏡。
13歳の誕生日に殺しに来るということで、案の定一人で帰っていたカナの前に雲外鏡が現れ、カナ絶叫。
確かに叫びたくもなる。でかい鏡に不気味な顔、その周りには変な煙のようなものを漂わせ、自転車に乗っているのだから。
ただでさえ微妙なビジュアルなのに、自転車に乗っているものだから怖いというよりただただシュール。
しかし、カナは純粋に怖いらしく空間移動させられた学校内を必死で逃げる。
そんな絶体絶命の状況下で、清継がカナにプレゼントした人形に埋め込まれた携帯のおかげで助けを求めることができた。が、彼らからはカナの姿が見えない。
リクオだけは妖怪ゆえ結界(?)内にいるカナの姿を見ることができたが、それでも中には入れない。
追い詰められたカナはいよいよ雲外鏡に取り込まれそうになる。
というところで妖怪化したリクオが手を引き、危機一髪。何とか殺されずに済んだ。めでたしめでたし。
で、いつもならそこでリクオが立ち去るのが定石なのだが、何故かカナの「あなたのこともっと教えて」という想いに応えるリクオ。
妖怪である良太猫が営む飲食店にカナを連れて行き、妖怪の世界をカナに存分に見せつけてやった。朝まで。
翌朝、登校途中にカナと鉢合わせたリクオは、カナが赤い顔をしてリクオ妖怪Ver.のことをたずねる様子を見て、カナが妖怪のときの自分に好意を抱いていることを知ったのだった。あら複雑ですこと。
今回は以前からちょいちょい接触のあったカナとリクオ妖怪Ver.の関係を一歩進める回というか、カナが妖怪に対する認識を少し改めるという回だったのではないだろうか。
この回でカナがリクオ妖怪Ver.を好きになったことで、後々正体がばれたときに何らかの騒動が起こるのだろう。
まあ、個人的には雪女一択なのでどうでもいいっちゃーどうでもいいが。
そんなラブぃ話とは別に、次回からは妖怪一家同士の抗争的なものが始まるようである。
西から来た何らかの組の者が、リクオたちの島を荒らしに来る。
ジャンプ漫画の王道的展開、嫌いじゃない。