RAINBOW 二舎六房の七人 CRIME 22「Emergence」(ネタバレあり)
忙しい人のための3行説明。
- バレモト待ち合わせ場所に行くも見事にすっぽかされる
- 店の店主に真相を聞きショックの余り蒸発
- 心を入れ替え綺麗なバレモトに戻る
では本編。
先週見事にクズっぷりを発揮したバレモト、ヘイタイにボコボコにされたためマリオの部屋に寝かされていた。
あれだけ反対していたヘイタイは、壊したメガネ台という建前で餞別をくれ、マリオもまた少しばかりの資金援助をする。
スッポンもずっとダチでいてやるから戻ってくるんじゃねえと言っていたらしい。もう漢過ぎて濡れてしまうわ。
そして運命の検診の日。
待ち合わせ場所に早めに到着するバレモト、2時間前とかどれだけワクワクさんだよ。
あ、あるぇー?(・3・)
本当に抜け出してきて、ちゃんと待ち合わせ場所にやってきたかと思ったら、待っていたのは別の男性。
なるほど、バレモトはフェイクだったわけか。
あれだけみんなに迷惑かけておいて見事にすっぽかされるとか、気まずすぎて戻るに戻れないな。
雨に打たれ猛省するバレモト、結局トータルで12時間も待つという待ちぼうけギネス記録をたたき出すも、結局エリは現れず、代わりに傘を持って現れたのはスッポンだった。こいつ、格好良いにもほどがある。
翌日、心身ともに憔悴しきっていたバレモトは、雨に打たれ続けたせいで倒れてしまい、マリオの家で口も聞かずに寝ていた。
が、新聞を読んでエリが別の男性と心中したことを知り、おとぼけキャラキャベツが買出しに行った隙を見計らって外出。
ことの真相を問いただしに店に行ってみたところ、店主によって自分がだまされていたことに気付く。
そしてスッポン蒸発。どれだけみんなに迷惑をかければ気が済むのか。
あてどなく街を彷徨い、再びエリとの待ち合わせ場所に行ったバレモトは、そこで何かを感じ取ったらしく更生フラグぴんぴこぴん。
1ヵ月後、そこには家に帰って母親に謝るバレモト君の姿が・・・。
金を借りた六房のメンバーにも働いて金を返し、こうしてバレモト恋をする編は丸く収まったのだった。
しかし終わり方臭過ぎるな(笑)
「焼き折れたイチョウの木の芽吹いた新芽に、バレモトは生きろと励まされた。そうだ、へこたれちゃいられねえ。人生出会いがあって、別れがあるんだ。バレモトは誓った、エリさん、俺は生きるよ。アンチャンも親父も見ててくれ、俺はしぶとく、賢く生きていくと・・・」
さて、今回でバレモトが一人から回りしていた「バレモト編」が終わったわけだが、改めてこの作品の秀逸さに感心してしまった。
まず、二舎六房という監獄で、石原と佐々木という理不尽の塊との戦いを描き、それが解決したかと思ったら、今度はメインキャラクター個人の話をお送りする。
その各キャラクターの問題の中で、六房であったことが効いてきており、彼らの絆の深さが度々垣間見える。
確かにちょっと臭いときもあるが、それでも彼らのただ真っ直ぐな友情というのは、見ていて気持ちの良いものがある。
全員の話が終わったとき、次はどういう展開になるのか。
私、このアニメが終わったら原作を買おうと思うんだ・・・。