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ぬらりひょんの孫 第9話「牛鬼の愛した奴良組」(ネタバレあり)


忙しい人のための以下略

  1. リクオが牛鬼に勝つ
  2. 牛鬼リクオに忠誠を誓う
  3. 総会にてリクオが事情を説明&三代目候補に名乗りを上げる


それではもう少し内容を以下略。


先週の回想ですっかり忘れていたが、チャンチャンばらばらしていた2人。

たぱぱーっと大量の血を流すリクオだったが、何故か意に介しておらず逆に牛鬼に切りかかり、今度はたぱぱーっと大量の血を流す牛鬼。妖怪の丈夫さよりも血が赤いということに驚いた。


で、後は事情聴取となり、どうやら牛鬼は奴良組を守りたかっただけとのこと。

そしてその落とし前をつけるべく自害しようとするも、それをとめるリクオ

何もかも負けたぜ・・・、完敗や。的な流れとなり、器の大きさを見せ一件落ちゃ・・・はいまた回想。


「俺がお前の親になってやるよ、梅若丸」

それがあの時ぬらりひょんが言った言葉だったらしい。そこは家族でよかったんじゃないかなぬらりひょん様。


翌朝、あれだけ人間がいい!と駄々をこねていたリクオだったが、此度の一件で考え方が変わったらしい。

三代目の件を真剣に考えると表明すると共に、これからも家族でいてくれというリクオに対し、牛鬼はどうやら忠誠を誓ったようである。

が、そう甘くないようで、ぬらりひょんは次回の総会で牛鬼の落とし前をお前がつけろとリクオに言う。


そして問題の総会。

これまでも度々反抗的だった、一つ目なのに眉毛が二つある奴が案の定噛み付く。

してリクオ


「大安吉日のこの良き日に、奴良組総会にお集まりいただき、恐悦至極に存じます。このような高いところから、はなはだ失礼いたしますが、私奴良リクオは、奴良組三代目候補のお役目、確かに承らせていただきます。しかしながら、私、いまだ妖怪任侠道を修行中の若輩者でございます。その言葉の違いや、皆様に失礼な言葉を申したる節は、何卒ご容赦いただきたく存じます。では、まず牛鬼が謀反を企てたという件について、ご説明差し上げます。皆様、お聞き及びの通り、そこにいる牛鬼は、確かに僕と刀を交えました。更には、すでに破門された窮鼠を操り、僕に引退を迫る廻状を回させようとしたのも、すべて事実であります。でも、それらすべてはこの奴良組を想っての行動であったのも事実。すべては、不甲斐無いこの私が招いた結果です。よって、牛鬼の一件に関しては、お咎めなし。すべては、この私に預からせていただきたく存じます。」


なげー。俺頑張り過ぎ。

そして当然「謀反を企てたものは裁かれて当然なのでは」と、いちゃもんをつけてくる眉毛二つに目一つ。

それに対してリクオ


「牛鬼のしたことは謀反じゃない。知っての通り、奴良組の島は、牛鬼が守る、捩眼山の西には一つも無い。あの山は、組の砦だ。守り抜かなきゃならない。それができるのは、僕は牛鬼をおいて他にはないと思っている。そうだろう、牛鬼。」


んん?

牛鬼の必要性は良くわかる。

しかし牛鬼のしたことが謀反じゃないことの理由が、理由になってない気がするのだが、これは私の頭がよろしくないからだろう。自分のアホさがもどかしい。

なんだかいろいろあったが、こうして長きに渡った「リクオVS牛鬼」の仁義なき戦いは幕を下ろし、リクオは新たなステージへと足を踏み入れたのだった。



今回のこの牛鬼ご乱心編、動機はもっともだと思うのだが、やはり裁きに関しては物足りなさを感じた。

組という組織の中で、理由はどうあれ時期当主候補に楯突いたわけだから、お咎めなしというのはいくらなんでも通用しないのではなかろうか。

例えベタ中のベタだったとしても、「一番危険な場所を守ってもらうことが罰」とか、「地位を下げてただの組員になってもらう」とか、何かしらのこじつけが欲しかった。

それとリクオの心情の変化。

あれだけ人間にこだわっていたのに、それを何の葛藤もなしに「だって妖怪だもの。リクオ」と受け入れるのはどうなのか。

良くある精神世界の自問自答(人間であるリクオと妖怪であるリクオとのやり取り)みたいなものがあれば幾分マシだったのではないだろうか。

まあ、恐らく尺の都合とかがあって、原作ではそこら辺が丁寧に描かれているのだろう。

あと残っているのはクラスメイトに対する正体バレか。

厨二病患者としては、想像しただけで胸が熱くなるな