RAINBOW 二舎六房の七人 CRIME 21「Blinded」(ネタバレあり)
忙しい人のための3行説明。
- バレモト女郎にハマる
- 家族も仲間も捨て、一緒に逃げようとする
- ヘイタイにボコボコにされる
それではもう少し内容に切り込んでいこうと思う。
今回はバレモト回。
冒頭で、バレモトの家に招待されたスッポン。
バレモトが友人を家に招待したのは初めてとのことで、家族からの暖かいもてなしに心が温まる。
帰り際、バレモトが不意に欲しい参考書があるから金を貸してくれとスッポンに頼む。
もちろんそれだけではないのだろうが、金を貸して欲しかったから呼んだとしか思えない。一気に台無しである。
が、実際は勉強のためではなく、悪い女に捕まってしまったようで、特定の女郎に熱を上げ金をつぎ込んでおり、そのために金を借りていたらしい。
恋は盲目とはまさにこのことで、家族や仲間よりもその女郎のことを優先させようとするバレモト。二舎六房のときといい、彼は汚れ担当なのだろうか。
とはいえ、当然そんなことが長く続くわけも無く、弟たちからスッポンに話が伝わってしまう。
家族に心配かけるなと諭すスッポンに対して、「家族も女もいないくせに知った口を利くな、二度と俺に指図するんじゃねえ!」とクズの私もビックリするような台詞を吐くバレモト。ここまで救いようが無いといっそ気持ちがいい。
もちろんスッポンはショックを受けその場を立ち去り、マリオの店に連日入り浸る。
そこにヘイタイが現れ、ヘイタイも金を貸していたことが判明し、頭を抱える3人。
そんな3人の気持ちなど知る由も無いバレモト、仕舞いには女郎のエリに一緒に逃げようという。
そんなバレモトに対して、「来週の火曜日は定期健診の日だから外に出られる、その日に待ち合わせよう」と言うエリ。どう考えても怪しい。
しかしバレモトは自分の思いが受け入れられたと思い、マリオの元に逃走資金を借りにくるも、スッポンから話を聞いていたマリオはだが断る。
肩を落として店を出てきたバレモト、とそこにたまたま居合わせたヘイタイが声をかけ、河川敷でバレモトをぼっこぼこにする。
現役の自衛隊員にボコボコにされ、普通なら死んでもおかしくなさそうなものだが、それでも頑として譲らないバレモト。
そこにあわてて駆けつけたマリオとスッポン、そしてヘイタイは恐らく、「駄目だこいつ、早く何とかしないと」と本気で思ったに違いない。
ということで、まさかの2週跨ぎらしい。
こうなるとキャベツだけ1回で済まされたことに、スタッフの悪意を感じずにはいられない。彼だって一生懸命生きていると思います!
バレモトはこのままだと確実に何もかも失うだろうが、恐らくエリは悪い女か、もしくは両想いではあるものの、思いだけではどうしようもない現実というものにぶち当たるかで、きっとバレモトも目を覚ますのだろう。
個人的には前者のほうがわかりやすいのだが、初恋でそんな酷い目にあったら確実にトラウマになると思うので、できれば後者でお願いしたいところである。