伝説の勇者の伝説 第2話「英雄と寝ぼけ男」(ネタバレあり)
何この冒頭の鬱展開。
孤児やA級犯罪者の子供集う場所であるローランド帝国王立軍事特殊学院という、貴族にとっていわば邪魔者が集められた場所で、ライナとシオンは出会ったらしい。
そこではこれまで余程酷い扱いを受けてきたのか、それとも何か考えがあるのかはわからないが、ライナは本来の能力を隠しているようで。
やる気がないという体、もしくは本当にやる気のないライナを、今度行われる模擬戦闘訓練に向けてどうにか仲間に引き込むため、ライナの秘密をばらすと脅すシオン。
彼、目的のためには手段を選ばない人のようで。
そんな腹黒シオンが率いるだけあって、演習は大した問題もなく勝利に終わる。
皆が勝利の祝杯で酔いつぶれる中、ライナとシオンは外で青春ごっこ。
「俺がこの腐った国を変えるから、お前俺について来いよ」と、何か良からぬものを連想させるような台詞を吐くシオンだったが、そこに邪魔が入る。
シオンを狙う怪しい集団が突然現れ、シオンのみを狙っていると分かるやいなや、ライナは一目散に逃げ、シオンは一人追い詰められる。
と、そこに丁度良く現れたのがフェリスだったというわけである。
こうして劇的な(?)出会いを果たした2人。
何故か兄からシオンの手伝いをせよと命じられたフェリスは、シオンの命を狙う者の調査に乗り出す。
このような感じで何もかもがシオンの思惑通りになりそうだったが、そう上手くはいかないようで。
隣国のエスタブール王国が領土を侵犯したとかで、また再び戦争が起こるとのこと。
で、そうなると前線に送り込まれることを想定して訓練を受けてきたシオンたちが駆り出されるのは当然であり、学院内に暗いムードが漂う。
ところが、そこは流石腹黒シオン、自分達が非戦闘地域に派遣されるよう手を回しており、学院の仲間たちもすっかり楽勝ムードに。
しかし!それこそが罠だったらしい。
シオンが行こうとしているところにはエスタブールの魔法騎士団50人が集結しているとな。
仲間達が次々と死亡フラグを立てていく中、シオンはこのピンチをどう切り抜けるのか!
という感じで、今回は3話のための前振り回という感じだった。
一体1話はなんだったのか、もしかしたら全部見終わった後で見るとつながって、無限ループになるんじゃないのかとさえ思ってしまうほどに、前回との繋がりは皆無。
もしこれで最終的に「なるほど!」と思わせてくれるのならば、私の好きなタイプの構成なので評価がグンと上がるかもしれない。
あと関係ないがキファものっそい可愛いんですけど。
次回、彼女も死んでしまうのだろうか・・・、そういった点でも続きがとても気になるところである。