Lawless Area

誰に向けるでもなく情報をお届けするブログです

伝説の勇者の伝説 第3話「複写眼(アルファ・スティグマ)」(ネタバレあり)


非戦闘地域とはいえいよいよ前線へと到着する一行。

皆は自分が振り撒く死亡フラグに気づきもせずシオンのカリスマ性により落ち着いているが、そんな中キファ1人だけが何だか様子がおかしい。

仲間達はそれが戦争という現実からくるもので、ライナ関係と推察。

それぞれが空気を読んでその場を離れ、2人きりになる。

と、堰を切ったように想いを吐き出すキファ。


「私と一緒に逃げてくれない?ねぇ、私と一緒に行こう?シオンじゃなく、私と一緒に。私、ライナが好き、ずっとライナが好きだった。本当はダメなのに、好きになっちゃった。ライナは私のこと嫌い?」


それを冗談と一蹴するライナはいくらなんでも酷いと思う。

ってなんか様子がおかしい。

あー、なるほどようやく理解した。送り込んでいたスパイっていうのがキファだったのか。


はい、ここからはもうスーパーグロタイム突入。

エスタブールの魔法騎士団により生首が飛んだり胴体が半分になったり・・・。

流石にこの状況でまだ力を出し惜しみするわけもなく、ライナは遂に力を使う。

アルファスティグマっていうのは相手の使った魔法をすぐにコピーできる能力なのだろうか。写輪眼?


そんなこんなで形勢が逆転するかと思われたが、シオンとキファが人質にとられ、しかも逃げた仲間は全員殺されてしまう。

馬鹿な騎士団は己の能力を過信し、シオン、キファを使ってライナを挑発する。

と、ライナの様子がおかしくなり、サイコメトラーEIJITOKIOの松岡が手をかざした時みたいな声を上げる。

どうやらこの能力を開放してしまうと、何かに意識を乗っ取られてしまうらしい。


こうして騎士団は全滅、目に入るもの総てを消そうとするためシオン、キファも例外ではなかったのだが、ライナの意識が抵抗したため隙ができ、シオンがその隙を突いてライナの目を閉じる。

なるほど、目を閉じると正気に戻るのか。


こうしてキファとシオン以外は全員死んでしまうという、見事な死亡フラグ回収が果たされた。

で、本来なら敵国の兵士を屠ったのだから英雄扱いされても良いのに、何故か投獄され拷問を受けるライナ。

その気になれば誰でも殺せるライナに対して、上がこうも高圧的な態度を取れるということは、何かライナに対して奥の手のようなものを持っているのか、それともライナの人柄からなのか。

そんなライナに王は投獄するにあたって一つだけ望みをかなえると言っているらしい。

そこで、一緒に投獄されていたキファを釈放する代わりに、自らを投獄するということを望んだライナ。

ここまでされればもうキファはたまらんわけで。

鉄格子越しにキスというなんともいえない別れ方だったが、最後の最後で少しキファは救われたのではないだろうか。


さて、こうしてめでたく捕まったライナに、シオンが面会しに来て脱獄させようとする。

が、ライナはもうそういうごたごたを避けるために残ることを決めており、シオンの申し出を断る。

過程は違えど考える先は一緒、この国が平和になる日は来るのだろうか。



前回と今回で、ライナとシオン、フェリスの出会いが描かれ、シオンの過去、ライナの能力の一部だか全部だかが明らかになったわけだが、まだまだ1話にはつながらない。

そういえば1話でシオンがライナの獄中で書いたレポートに感銘を受け云々みたいなことを言っており、それが次週お送りされるらしい。

相変わらずゴールが何なのかいまいち分かり辛いが、ライナの人間性には好感が持てるので見ていて嫌な気分にはならない。

ということで、とりあえずはまだ様子見という感じで見ていこうと思う。