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オオカミさんと七人の仲間たち 第2話「うそつきおおかみさんと亮士くん」(ネタバレあり)


最初は口調は悪いし男っぽいしでどこに萌え要素があるのかと思っていたが、こうしてみるとたまに照れる様子がなんとも愛らしいではないか。

そして、やっぱり主人公というかヒロインの相手役はこういう性格(ヘタレ)じゃないとダメだなと再確認した。

悲しいかな、きっとこういう性格のほうが、見ているヲタクの性格とリンクしやすいからなんだろう。


さて、冒頭で涼子のどこが好きになったのかを林檎に聞かれ、恥ずかしげもなく述べる亮士。

その「中身と言動が一致していない気がするのに、それでも頑張っているところが好き」という言葉通り、帰り道に見つけた犬を可愛がるというベタなことをする涼子。

しかもそれが亮士の犬というオマケつき。流石萌えアニメである。


場面変わって御伽銀行。

買出しで亮士と浦島、乙姫しかいない中、依頼人が訪れる。しかし2人の名前適当すぎるな。

結局浦島と乙姫の痴話喧嘩(?)が始まり話を聞けるような状態ではなくなったため、涼子を呼び戻し事情を聞くと、DVが酷かった元彼に呼び出されて困っているというもの。

萌えアニメにしてはやけにリアルな相談だが、様子を見るにどうも彼女にも問題があるような・・・。

で、亮士と涼子が指定の場所に行ってみると、そこにはいかにもな不良がたくさんいらっしゃるじゃありませんか。

やはりハメられたということで逃げろという涼子の言葉を聞かず、後ろから鉄パイプで沈められる亮士。

それを目の当たりにし逆上する涼子だったが多勢に無勢、とうとう不良どもに捕まってしまう。


ここで涼子の精神世界。

亮士の予想通り、涼子は本当は心が弱いくせに自分が強いと思い込み、一人で何でも解決しようとしているらしい。

そんな自分の心理状態を否定したところで目が覚めると、そこはどことも分からない倉庫のような場所。

そしてお約束のように現れた不良のボスによりピンチに陥った良子は、遂にまとっていた狼の毛皮がはがれ落ち助けを求める。

と、そこにちょっと前に出てきた亮士の飼い犬によって場所を特定した亮士を始めとする御伽銀行の面々が登場。

このタイミングで登場されると、流石の涼子も惚れざるを得ないだろうに。


しかもここで遂に先週からの伏線回収がされ、亮士はスリングショットによる狙撃が得意ということが判明する。

こうして背中を預けられる味方が現れたことで、涼子も安心して戦えるらしく形勢は一気に逆転。

ついでに涼子の亮士に対する評価も逆転。

こうやって徐々に涼子をデレさせていくわけですね、わかります。



2話まで見た感想としては、やはりこのアニメはストーリーを楽しむというよりは、涼子と亮士の関係がどうなっていくのかを楽しむアニメだと思う。

特に涼子はどうやら訳ありのようで、強がっているのを亮士が徐々に変えていき、最終的にはニヤニヤするシーンで溢れかえっているに違いない。

そう考えるとどうだろう、そこまで悪い作品じゃない気がしてこないだろうか。

まあ、かといって良いところばかりではなく、例えばキャラクターが登場しすぎて処理しきれていない感がなくもないが、そこはこれから1話ごとにスポットを当てていくのだろうと信じたい。

ということで今のところは視聴継続という感じである。