Lawless Area

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けいおん!! #15話「マラソン大会!」(ネタバレあり)


夏休みが終わり新学期。

軽音部の面々が学祭に向けて意気込む中、その前にマラソン大会という苦難が5人を待ち受けていた。

その対策ということで、ムギの弁当がうな重に。

「ちゃんと苦手を克服しようとして偉いなムギは」

澪さん、そこ突っ込むところじゃないんでしょうか・・・。


場面は変わってマラソン大会に向けて憂と靴を見ていた唯。

と、さわちゃんを発見し車に乗せてもらう2人だったが、そこでさわちゃんからコースの説明を受ける。


「まずは繁華街のこの道、甘い香り漂うスイーツのお店や色鮮やかなブティック、可愛い雑貨の並ぶ店を両サイドに見ながらウィンドウショッピングの誘惑を振り切りバス通りを抜ける。橋を渡り、住宅街を抜ければそこは豊かに広がる田園地帯。たわわに実った稲穂を右手に見ながら、ゆったりとした一本道。だが、その先に待ち受けるのは行くも地獄、戻るも地獄のハートブレイク上り坂。まさに心臓破り、自分との戦い!しかし、この戦いに勝利しなければ決してゴールにたどり着けない。試練に耐え、地獄の坂を乗り越えればまもなく見えてくるチェックポイントの公園。残る力を振り絞ってラストスパート!ゴールの学校までもう一息いいいいいいいい!!ってな感じ?」


見てくださいよこの説明の量、さわちゃん教師から実況アナウンサーに転職できるんじゃないだろうかというほどの隙のなさに、鬱陶しさすら覚えてしまったわ。


そんなこんなで結局なんとかしてマラソン大会を逃れようとしていた唯だったが、当日は気持ち良いぐらいの快晴。

上級生メンバーで仲良く走っていたのだが、おかしい、澪とムギの胸なら確実に揺れ・・・

と、ここで澪がビリ特有の恥ずかしさから逃れるために一人離脱。

先に走っていた下級生ズと合流するも、3人の仲の良い姿にあてられて結局また唯達を待っていた姿は微笑ましいものがあった。


こうして大人しく4人で走っていたのだが、しばらくして案の定唯がダウン。

その解決策として、「歌いながら」とか「心の中で歌いながら」とか「楽しいことを考えながら」
とかetc...

と、最後の試みで澪に詩が降臨なされたらしい、そして人知れずこける唯。

しかし、澪の詩の威力からか、誰も唯がこけたことを気に止めていなかったのは中々にシュールだった。


「ハートブレイク心臓破り、ドキドキ張り裂けそうなこの胸、苦しいのはキミのせい?それとも、マラソン大会のせい?」


この澪の詩の酷さが原因ではないだろうが、唯がこけてから行方不明になってしまう。

いなくなったところが丁度UFO出現の噂があるところだからといって、UFOにキャトられたってことはないわけで。

皆が苦労して探す中、お姉ちゃん大好きという歌まで出した憂、流石何でもお見通しである。

見事唯が消えた場所から推理し、一発で唯の所在を言い当ててしまう。

というかこれ本当は姉に発信機とかつけてたりして・・・。


こうして唯が行方不明になったことで、結局澪が言ったとおりビリに。

と、ここで唯の天然というか残念な思考がある仮説を立ててしまう。

「私があのお餅を食べたから(さわちゃんに車で送ってもらった際に紛れ込んでいて、結局貰った餅)、お汁粉のお餅が一つ足りなくなって・・・、だから、ビリの人にはお餅がないってことに!!」

こうして熾烈なビリ回避争いがスタートし、全員がゴール直前で横並びに。

ムギの顔はあれか、膨らませた分だけリーチが伸びると思ったわけか。

最後くだらねー(笑)


こうして最後までお騒がせな唯だった、というオチかと思いきや。

すっかり忘れていた、さわちゃんまだ唯を探してたのか、最近さわちゃんの扱いが酷くなっている気が・・・



今回はマラソン大会という誰もが経験したイベントを通じて、まったりとした日常が描かれていたわけだが、けいおん!!が好きな人やマラソン大会が嫌いで仕方なかった人じゃないと見られたものじゃなかったのかもしれない。

かくいう私は両方当てはまり、てるてる坊主を逆さにして吊り下げるという唯の行為を笑うことは出来なかった。全く同じことしてたからね。

しかしこの作品、タイトルが「けいおん!!」なのに最近全く演奏していない気がする。

と思ったらその事実にようやくあずにゃんが気づくらしく、来週はようやっと本来の部活動にはげむ様子が見られるに違いない。

頑張れあずにゃんけいおん!!アイデンティティが揺らいでいるよ!