RAINBOW 二舎六房の七人 CRIME 15「Annoyance」(ネタバレあり)
先週までの流れとうって変わって何だこの甘ったるい雰囲気は!
ということで、節子を映画に誘うマリオというなんともストロベリーな展開に。
しかも逆ツンデレとでもいおうか、「たまたま券が余ってたから・・・」とかマリオ可愛いなおい(笑)
そして節子大人だな、「そうね、いいかもね」には別の意味もあった気がする。
あー、案の定アンチャンと比較されてますよマリオさん。
と、マリオが節子を好きなことは周知の事実だったらしく、この映画に誘うというのもジョーのお膳立てだったらしい。
そんなウキウキモードのマリオたちとは裏腹に、節子は一人着々とお見合いをし、しかも結婚の意思があるらしい。
なるほど、そういう流れになるのか、佐々木・石原編とはまったくベクトルが逆だな。
しかし、そう幸せ(マリオにとっての)は長く続かないようで、ジョーがたまたまお見合い相手と会っていた節子を目撃してしまう。
それがマリオに伝わり、仕方ないと諦めたようなことを言う手前、イライラしていたのか働いていたバーに来た下衆な客と騒動を起こしてしまう。
で、追い討ちをかけるかのように職まで失ってしまうというフルボッコ状態。
忘れていたがマリオは逃亡中の身、節子とは身分が違うと思っていたわけか。
そして、事態はどんどん悪い方向に傾いていき、その客によって警察がマリオの元へ訪れ、マリオは逮捕されてしまう。
最悪7年はぶち込まれるという事実に、((((;゜Д゜)))するマリオ。
そんなマリオのピンチを救うべくまた5人が立ち上がり、バーのマスターに君達は一体・・・と聞かれるシーンはベタ過ぎるものの熱さを感じずにはいられなかった。
こうして、折角ストロベリーな展開だったのに、今度は節子の結婚までの1ヶ月の間にどうやって脱走させるかという最初の方に戻ったようなテーマが打ち出された。
そしてまた計画を立案するバレモト、優秀すぎるだろ。
そしてマスター良い人過ぎるだろ・・・。
前回までであのしつこい佐々木と石原の件が収束し、一体どういうふうに持っていくのかと思っていたが、これはかなり上手い運び方だと思う。
ただ単にマリオがアンチャンと比較され苦しむという内容かと思ったのだが、それだけだと普通の恋愛モノの展開に成り下がってしまい今までの展開と比べてどうもパンチが弱い。
その点、マリオをまた捕まらせ、しかも節子の結婚というリミットを設けることでかなり切迫した感じが伝わってくるし、この作品の雰囲気とも合致している。
まあ、毎回毎回、
事件発生→バレモトが計画を立てる→実行する→大どんでん返し!
というのも微妙だが、恐らく原作はそれだけではないのだろう。
とにもかくにも次回に期待である。