Lawless Area

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GIANT KILLING #10(ネタバレあり)


敗戦に次ぐ敗戦、選手の精神的な問題と引っ張るだけ引っ張って迎えた名古屋グランパレス VS ETU選。

まずは監督同士の前哨戦というベタな始まりかつ、達海の「変な髪形の不和さん」という挑発から、これでようやっとETUの快進撃が始まるんだなという感じがした。達海の勝つ宣言もあったしね。

しかも、王子が珍しくやる気だし、何か知らないけどここに来てチームがまとまりつつあるあるしでこれは確実に勝ちフラグが立ってるなと。

おまけにサポーターもいつも以上に力の限り応援しているし。


そんな勝ちそうな雰囲気がビンビン伝わってくる中、いよいよキックオフ。

ゼウベルトの同時通訳の聞き辛さに若干の苛立ちを覚えたものの、ブラジルトリオの油断や不和の性格の悪さという噛ませ犬としての良い仕事がすぐに帳消しにしてくれた。

そんなブラジルトリオの1人であるペペ、かなり警戒されているというか強敵らしく何回も名前が出てくるのだが、ペペペペ連呼されるとどうしてもローションを思い出してしまう私は本当にどうしようもない奴だと思う。


とまあ、このようにいろんな意味で注目されているペペを隠れ蓑に、密かにに闘志を燃やす選手がいた。

その名も板垣。

「見やがれこの俺の切り裂くような突破からのシュート!」という痛い迷台詞を残し、見事に黒田の当て馬となって散っていった様は、直視できないほど可哀想だった。

黒田と板垣について最初の方で「黒田は板垣を軽く見てなければいいのだが」みたいなあの感じは一体なんだったのだろうか・・・

こうやって黒田の活躍の場を描くために、前回まで出黒田の心の葛藤のようなものを描いたのだとしたら、かなりちゃんと作りこんでいる作品だと思う。

この10話だけでもピンチ→チャンスを何度か繰り返すことで飽きさせないように工夫しているし、今期の中ではやはり抜群の安定感をかもし出しているのではなかろうか。

まあ、ちょっと前置きというか、山場に向かうまでに少し時間をかけ過ぎのような気もしないではないが、丁寧さの裏返しというふうに好意的に捉えようと思う。

今回も、なんだか最後に嫌な雰囲気で終わらせることでまた上手く引きを・・・ってまた焦らすんですか。

流石にサポーターじゃなくても少しキレてしまいそう。

頼むから次回、次回で決着させてもらえませんかね。もらえませんよね3週またぎですよね・・・