Lawless Area

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Angel Beats! 第10話「Goodbye Days」(ネタバレあり)


前回、この世界にいる仲間たちを満足に昇天させてあげようという、非常におせっかいな決意をした音無と天使ちゃん。

どうやらユイが最初のターゲットのようで、2人きりになって彼女が何を望んでいるのかを探ろうとする。

そのために何故か小賢しい作戦を立てたのだが、普通に呼び出せばすむことのような気がしてならなかった。


ちなみに作戦は至極簡単というか、とても医者を目指していたとは思えないもので、


ライブの練習中突然教室に天使ちゃんが現れ、ユイのせいでバンドが死んでいると言いギターを奪い逃走、ユイに追ってこさせて待ち構えている音無に天使ちゃんがぶつかる→ギターが音無の手に→ユイ感謝


というもの。だが、やはり机上の空論であり実際はユイが追いかけてこず全く上手くいってなかった。まあ、アレだけ対峙していた天使ちゃんが突然そんな行動に出れば誰でもあっけに取られるわな。

で、しばらくしてやっぱり取り返そうと教室を出て、逃げる天使ちゃんを確認し追いかけるユイ。

いや、ギター奪われてからかなりの時間がたってるのに、そこに天使ちゃんがまだいることに違和感覚えろよ。


そんな紆余曲折を経て、ユイと2人きりになり話を聞いてみると、ユイは生前半身不随だったらしい。相変わらずの重さである。

そんなユイが遣り残したことが、バンド、野球、サッカー、プロレス・・・

ユイ攻略はどう考えてもギャグの匂いしかせず、案の定1つ目の夢であるプロレスは「ジャーマンスープレックス&ホールド勝ち」というえげつないものだった。

ブリッジの練習からようやっと成功の兆しを見せた時の音無の「完璧だ!完璧なジャーマンスープレックスだ!!」は、傍から見れば変態以外の何者でもなかっただろう。


お次の夢は5人抜きのドリブルシュート。

天使ちゃんからの果たし状という餌(ふりがな付き)で野田、藤巻、TK、日向というアホ4人をまんまと騙し、ピッチにて何故かユイが1人で待っているという状況にも深く考えない始末。

音無のあの説明で納得するとはそろいもそろってアホである。

で、これも天使ちゃんの異常な狙撃率の高さによって、難なくクリア。


そして最後に野球でホームラン。

ユイもよく続けるなと思ったが、それだけ普通の生活にあこがれていたということなのかもしれないと思ったら一気に悲しくなった。

しかし、2日も続けて、というか音無がずっとユイに構うことに激しい違和感を覚えそうなものだが、もしかしたら薄々音無の目論見がわかっていたのかもしれないな。

ただのスポ根アニメみたいになってはいたものの、寝たきりだったからこういう辛いのも全部楽しかったみたい。悲しすぎるわ。


結局ホームランは叶わなかったが非常に満足されたようで、おや、ユイのようすが・・・となるかと思ったらなんとまだあったらしい。

その最後の望みとは結婚。

音無ついに詰んだなと思ったら、ここでまさかのネルトン状態。

日向の突然の愛の告白というかプロポーズである。

確かに野球の練習の時とかちょいちょい出てきてたけど、えー、まさかの日向×ユイカップル・・・

それはそうと結婚してやんよ!って何だよ(笑)

いつの間にユイが日向にフラグを立てていたのかは定かではないが、最後まで聞いてみたらギャグじゃなくて本気だったらしい。


「俺がしてやんよ!俺が結婚してやんよ。これが、俺の本気だ。現実が、生きてた時のお前がどんなでも、俺が結婚してやんよ。もしお前が、どんなハンデ抱えてても。どんなハンデでもっつたろ!歩けなくても、立てなくても、もし子供が産めなくても、それでも、俺はお前と結婚してやんよ!ずっとずっと、側にいてやんよ。ここで出会ったお前は、ユイの偽者じゃない、ユイだ。どこで出会っていたとしても、俺は好きになっていたはずだ。また60億分の1の確立で出会えたら、そんときもまたお前が動けない体だったとしても、お前と結婚してやんよ。」


どうしてだろう、すごく良いこと言ってるはずなのに何故か笑いが止まらない。

その後、日向による妄想劇場が展開され、ifの世界がスライドショー的な感じでお送りされたのだが、何このハートフルストーリー。

!?

と思ったら、もしもの世界の終了と共にユイ逝ってしまった。

恐らくだが日向は音無が何をやっているかなんとなくわかってたんだな、イケメンにも程がある。


こんな感じで最初の犠牲者となったものの、いいユイエンドだったわけだが一転して変な展開に。

この流れでずっとお涙のターンにしておけばいいのに、最後の最後でまた波風を立てたいらしい。

うーむ、だーまえは一体どういう終わらせ方をしたいのだろうか・・・