けいおん!! #8「進路!」(ネタバレあり)
冒頭、唯が幼稚園の時の回想から始まり、その流れでうさぎとかめを良い感じのBGMでお送りされた。
もしかしてこれもそのうちCDに収録されるなんてことがあるのだろうか・・・
そんなほのぼのとしたシーンから一転して、真面目な進路のお話に。
唯は先のことが想像できないらしく、半ば投げやりにニートで良いやと調査書に書き込んでしまう。
この唯の行動に、一体何人のニートが泣いたのだろうか。もちろんいろんな意味で。
ちなみに澪は推薦を、ムギは女子大を志望しているらしく、ムギはもう赤本を解いているらしい。思い出すだけでゾッとする。
試しにどんな問題が出るのかを見てみる唯とりっちゃんだったが、唯は早々にギブアップしてりっちゃんにパス。
りっちゃんも解かんないとさじを投げていたが、解こうとした問題は1年の時の範囲だったらしい。
この時点でそのレベルを解けないということは、かなりの低ランク大か浪人という絶望的な道しか残されていない気がする。
なんとも気の毒な話ではあるが、最終的に顔と性格がよければ良い人生を送れるわけだから彼女達は生まれた時点で勝ち組なので些事なのかもしれない。
当然、こんな感じで適当に進路志望調査を流していれば担任に呼び出されることは必至であるが、担任はあのダメなさわちゃんなのでいつの間にかさわちゃんが何故教師になったのかという話へ。
どうやら当時好きだった人が教師を目指していたからだという、現実に生徒が聞かされたら夢も希望もないような動機だったのだが、その人には振られ、今もフリーという天罰が下っているので許してあげて欲しい。
というか、たまに品が無くなるぐらいで基本的に美人で性格も良いさわちゃんに彼氏がいないのは、もしかしたらキモヲタへの配慮なのかもしれない。基本的にキモヲタは彼氏とかに敏感だからね。
部室にて、唯は昔何になりたかったのかという流れから澪が昔作文を全校生徒の前で発表する機会があったという話に。
このどんどん話題が掏り替わっていく感じ、とてもリアルではあるが、大事な進路の話をしてるのだから誰か一人ぐらい突っ込めよ。
ちなみに、恥ずかしがり屋の澪がそんなミッションインポッシブルをどうやってやり遂げたかというと、りっちゃんによる特訓のおかげだったらしい。
そんなりっちゃんの良い話に対して、あずにゃん「昔は良い子だったんですね」発言。
なんだか最近あずにゃんが歯に衣着せぬキャラになってきている気がするが、そういう雰囲気を作っているこの軽音部がとてもうらやましい。
まあ、実際の女性だけの集団でこういうことはあり得ないと思うけどね。
この後、じゃあ唯には何が向いているのかという名のコスプレタイムが始まり、結局何も決まらずじまい。
流石にここまでいくと天然で可愛いから、ちょっと足りてなくて危ういという評価にならなくも無いが、こういう子は周りの助けによって意外に要領よく生きていくような気もする。
実際、憂もそんな姉が心配らしく助ける気満々で、姉の進路が確定してから自分も同じところに行くらしい。
そんな遅くから進路を決定しても間に合うって、憂相当スペック高いな。
最後、またうさぎとかめのBGMが流れ、唯がクラスメイトの進路を聞いて回るもみんなはもう決まっている様子。
恐らくそんな周りがうさぎだとして、かめである唯が不安に思うことなど無く、焦らずゆっくりと進路を決めていずれ周りを追い抜けば良いというメッセージなのだろう。
すごく良いことを言っているのだが、如何せん見ていた人の大部分は唯がかめの頭をなでたところに意識がいってしまったはずである。
だってかめの頭ですよ、漢字で書くなら亀の頭。
最後に和にまでかめをなでさせたぐらいだから、もしかしたらこっちが本当に伝えたかったことなんじゃないのだろうかと、思わず邪推せずにはいられなかった。
ああ、あずにゃんの「最低ですう!」という声が聞こえてきそうだ・・・