Lawless Area

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いちばんうしろの大魔王 第8話「あの子にご執心?」(ネタバレあり)


冒頭、また新キャラ出てきたのだが、今度はこいつが阿九斗と対峙するようである。

もう敵とかいいから善良でありたい阿九斗と、魔王として扱う周りとのズレが楽しめるアニメに戻して欲しいのだが。


今回もそういう初期に立ち返ることはなく、メインヒロインの1人であるけーなに関する内容で構成されていた。

けーなのハトサブレみたいな髪飾りと同じものを持っている新敵キャラさんを受けて、阿九斗の回想によってけーなと阿九斗の過去の話へ。

回想という名の夢から目覚めた阿九斗の前にはけーなが立っており、そのことについて阿九斗が尋ねるもけーなは自分じゃないと否定。

けーなが過去にあっていた少女であることは確実なのに、なぜけーなはそれを隠すのだろうか。

というか何故けーなに隠させるのだろうか、作者の意図が全く読めない。

ちなみに、個人的に今のけーなの髪型より昔のけーなの長い髪型の方が可愛くて好きである。

何度も言うが決してロリコンだからではない。


場面は変わって不二子のターンに。

阿九斗の役に立つべく地下に眠っていた魔獣を手なずけようとするのだが、思うようにいかず、というか逆に陵辱されそうになる。

ああ・・・、不二子はキャラが180度変わってしまったな。

あんなに妖艶だったのにただのエロ&ギャグ要員に成り下がってしまうとは、私としては以前のまま阿九斗に反発しつつ、心の中では思いを寄せていて今更素直になれないという王道ツンデレタイプの方が正解だったと思うのだが。

アレじゃ折角の前半の前振りが台無しだと思う。まあ、一介の素人にはわからない作者なりの考えがあるのかも知れないけど。


そんな残念な不二子がどうこうするなんてことは関係なく、阿九斗の影響で各地の魔獣が活性化しているらしい。

で、それをブレイブがことごとく倒しているらしいのだが、このブレイブの設定ちょっと鬱陶しい。


まあ、それはあとで言及するとして、また場面が変わってけーなの話に。

どうやら彼女能力だけではなく実際に周りから浮いているらしく、友達もいなければ授業にも出ていないらしい。

彼女曰く、授業に行きたくないから行かないだけらしいのだが、この感覚は我々と同じにおいがする=ぼっちのにおいがする。

そんな彼女を心配する阿九斗は、自分と関わるとますます浮いてしまうからよしたほうが良いと言い出す。

この流れはエロゲーでいうところの「突き放す→関係がギクシャクする→第三者からそれを決めるのはお前じゃないだろと言われる→雨降って地固まる」なので、お、こりゃけーなフラグが立ったのかなと思ってみていたら1秒で折れた。

「背徳と言う名の宿命を背負った少女」と自分のことを表現し、全く意に介することもなく、公衆の面前でまるで座位をかましているかのようにいちゃついていた。

そんな2人の様子を見ていた周りの生徒から2号さんといわれていたのだが、ってことは1号は・・・

と、ちょうどそこに1号さんが登場し、程よく嫉妬させたことによって用済みとなったけーなは窓から飛び去っていった。しかし阿九斗はよく後ろにいる絢子に気づいたな。

その後阿九斗と絢子はけーなについて話していたのだが、「授業に出る事を強制する=価値観の押し付け」と至極もっともなことを言ったにもかかわらず、それを嫉妬ゆえと悶絶していた絢子は完全に阿九斗に心を支配されているようである。

最初のいざこざはどこへ行ったのやら。ああ、むしろそれがあったから反動としてあんなに好きになってしまったのか。


またまた場面は変わって、先ほどの魔獣のくだりで不二子が手に入れていた卵をけーなが透明全裸で強奪。けーなはいつも不二子の目論見をぶっ壊すのだが、なにか恨みでもあるのだろうか。

ご飯好きのけーなはそれをご飯のお供として食すつもりだったようなのだが、阿九斗がその卵に触ったとたん反応して光る→阿九斗外に投げる。って投げるなよ(笑)

かと思ったら急に大きくなっており、調理したら何人のケンタッキー好きが喜ぶのかというぐらいのでかいクックドゥードゥルドゥーが誕生してしまう。

対処に困っていた阿九斗たちの元へ、そもそもの元凶である不二子が登場し、阿九斗のために発掘したのだからと服従させようとする。で、やっぱりエロ&ギャグ要員に・・・

というか、本来阿九斗って魔王なんだから手なずけることも可能だと思うのだが、何故かそういう流れにはならず、ここでまたあのダサいブレイブが登場する。

うーん・・・、ここは本来阿九斗がどうにかするのが自然な流れだと思うのだが、ブレイブの登場によって主人公というかスポットライトを浴びる人間が増えてしまい、このままだと物語の一貫性がなくなってしまうというか視聴者がついて行けなくなる恐れがあるのではないだろうか。

うまく共感というか好きになれるようなキャラクターにして、かつ、きちんと住み分けをしないと、結局どっちつかずになって変な感じになってしまうと思うので、余りブレイブを前に出さない方が良い気がする。

それかいっそのこと某妹を殺されて怒り狂った主人公が、何でも出来ちゃうエリートである前主人公に取って代わられたアニメのように、ブレイブを主人公にするとかね。無理か。


さて、その問題のブレイブだが、飛び去ったクックドゥードゥルドゥーを追いかけ新しく建造された浮島へとやってくる。

そこには前半にヒロシがファンだといっていたアイドルのイン・・・星野ゆりがレポートをしており、当たり前のように巻き込まれ、当たり前のようにブレイブに救出されていた。

どうやら彼女魔獣が死ぬほど嫌いらしく、そのことをものすごく強調していたのでポッと出のキャラクターではないらしい。もう新キャラいらないのに。

しかしいくら助けられたからって、出会って間もないのに口にキスって・・・

せめてほっぺにだろと思ってしまう私は、もう立派なおっさんなのかもしれない。


このように、主人公が置いてきぼりにされ事件は解決したわけで、その後阿九斗たちはその件に誰も触れないという、まるでアイドルが自分の黒歴史をなかったことにしているかのような振る舞いを見せていた。

しかし、けーなの授業に出ないという話はなかったことになっておらず、小姑のように五月蝿い阿九斗の頑張りが通じで結局出ることにしたらしい。

したらしいのだが、あ、アレ・・・?

けーな死ぬの?

そんなけーなの死亡フラグっぽい流れもまたなかったことになるのだろうか、次週はどうやら絢子に関する話らしい。

阿九斗とのお見合い回ということでギャグの匂いがプンプンするも、どちらかというともう個別にとかいいので、いっそメインであろう5人にモテまくるハーレムアニメにして欲しい気もする。