Angel Beats! 第7話「Alive」(ネタバレあり)
やはり直井はネタ要員に成り下がっていた。
催眠術を利用して気に入らない相手にあほなことさせる、なんとお約束かつ能力の無駄遣いだろうか。
この流れは先週予想していたが、その催眠術を使って音無の過去を思い出させるというのは思いつかなかった。なるほどなあ、してやられたわ。
で、引っ張ったからには何か秘密があるに違いないと無駄にハードルが高くなっていたのだが、意外にも他のメンバー同様ただ不幸なだけだったという。
というかこの妹、明らかに未練がありそうなのだがこの世界に来てたりしないのかな。
さて、直井の催眠術のおかげで無事過去を取り戻した音無だったが、彼自身何か変わるといったことも無く、いつも通りSSSの活動に参加。記憶がないという伏線は一体何だったのか、少し引っかかるものがあるけど。
今回のオペレーションは釣りということだが、もはや作戦でもなんでもなくただ遊んでいるようにしか見えない。
釣りに行く途中、花畑にあるどの花にも負けない可憐さを持った天使ちゃんを見つけ、一緒に行こうと誘う音無。非常に積極的なアプローチである。
当然天使ちゃんはちょっと前まで敵だったのでSSSのメンバーは構えるものの、一緒に参加することをゆりが了承。とはいえあの表情は何か含むものがありそうだった。
そんなこんなでようやっと釣りのスポットに到着すると先客が1人。
ギルドのメンバーの釣り好きらしく、その釣りマニアに道具一式を揃えてもらったのだが、中の人まさかの緑川。無駄遣いも甚だしい。
で、しばらく各々が釣りを楽しみ、こういう釣りのイベントだと良くある主との対決へ。
天使ちゃんがちょっぴり力持ちだったということで、いつもは撤退していたようなのだが釣り上げようと試みる。
大きなカブ状態とでも言おうか、みんなで引っ張っていたら天使ちゃんが上に跳躍(釣り上げるため)。
結果としてみんな=上、主=下という構図が出来上がり、主、口をあけてみんなが落ちてくるのを待つ。
そんな状況下で天使ちゃん、みんなを守るため痛さ爆発のあの能力「handsonic」を使って十三代目石川五ェ門よろしく主をスパスパスパ。
思わぬ食材が手に入り、処理に困ったSSSのメンバーは調理して一般生徒にも配ることにする。
その配給のシーンでの音無、完全に天使ちゃんへ告白しているとしか思えない。
「好きだよ、お前の名前、奏って音を奏でるって意味だろ?」
「じゃあ、奏、聞いて欲しい頼みがあるんだ。これからもみんなと一緒にいてくれ、もう誰とも戦って欲しくないから、みんなと楽しく過ごして欲しいから。その、それに、俺もお前と一緒にいたいからな。」
SHIT!
こりゃあたまりませんな!
しかもそれに対しての天使ちゃん、「あなたがそう言うなら」の一点張り。ナーイスカッポー!
これで長きに渡って争ってきたSSSと天使ちゃんの関係も丸く収まった感があり、いい最終回だったといわずにはいられない。
が、何かこう違和感が。
ここまで平穏が続くと、どうしても何か良くないことが起こる前触れのような気がしてならない。
と思ったらゆりっぺボロボロになって現れるじゃありませんか。
誰にやられたかを問うと「天使」と一言。
いやいやいや、あんな可愛い天使ちゃんがそんなことするわけ無いでしょ。
と、音無も同じかどうかわからないがそう思ったらしく即座に否定。っていうか一緒にいていちゃいちゃしてたしね。
じゃあ誰?とみなが思った矢先、屋上に人影が。
?
どう見ても天使ちゃんです。
なんと、天使ちゃんは双子だったのか?
そうでないにせよこんなに可愛い子が2人もいるわけで、こりゃいよいよ私もあっちの世界に行くしかないというものである。SSS(死んで そこに 参入したい)
最後にああいう終わらせ方をしているのは非常にいい引きである。最終回に向けてラストスパートといったところだろうか、これからますます天使ちゃんから目が離せない。