RAINBOW 二舎六房の七人 CRIME6「Truth」(ネタバレあり)
先週の前振りにあった通り、今回はスーパーアンチャンタイムから物語が始まった。
当然あの悪役4人組はボコボコにされたわけだが、ボクシングをやっていた人が本気で殴ったら恐らく死ぬだろうからあれでも手加減したんだろう。
それでもやはり余程怖い目というか痛い目に遭ったのだろう、石原の思惑は見事に外れ誰もアンチャンにやられたと言わないという結果に終わった。
石原は悔しがりどうにかできないかと地団太を踏むものの良い案が浮かばない。が、そこにホモの佐々木の入れ知恵によって二舎六房のメンバーにターゲットが変更される。
先のマリオの頑張りの影響もあってか誰一人音を上げなかったのだが、先に耐えられなくなったアンチャンが石原を止めてしまい独房へ。殴らずにただ石原を止めたというのが、何だか逆にリアルだった。
で、独房に入れられてからの回想シーン。あれははきつかった・・・
このアニメはグロい性描写に力を入れているのか、佐々木とアンチャンの前に一緒にいた仲間とのアレの描写がものっそい気持ち悪い感じで描かれていた。
その彼、普通はそんなん耐えられるわけも無いのだが、早くに出所できることを条件に我慢していたのだ。
だが当然石原がそんなもの守るわけが無く、遺書をアンチャンに残して自殺。石原があんちゃんを怖がる理由はこれだったのである。
こういった理由でアンチャンを殺しにかかる石原によって、今度は食という生きるうえでもっとも大切なものを奪われて瀕死状態のアンチャン。
が、ここでも二舎六房のメンバーが立ち上がり、看守にボコボコにされながらもスッポンが自分達の食事を抜いて作った握り飯を届ける。
熱い、熱すぎる。
こういうクサい友情の話にグッと来てしまう辺り、確実に年を取ったと実感せずにはいられない。
来週また二舎六房のメンバーがあんちゃんを助けようと立ち上がるらしい、そろそろティッシュでも用意して見る必要があるのかもしれない。もちろん、断じて佐々木の性描写用ではない。
このアニメは辛い状況下でも耐え抜いて前を向いて生きていく7人の様子が描かれているのだが、自分は今まで逃げの人生を送ってきていたため、とても考えさせられるものがある。
いやいや、たかがアニメだろと思うかもしれないが、中々にメッセージ性のある作品だと思う。
その点、深夜じゃなくてもいける気がするのだが、冷静になって考えてみるとやはりジジイやババアのグロ描写があるからいけるわけが無いな。
とはいえ、私と同じような逃げの人生を送っている方は是非見てみてはいかがだろうか。
毎回何か胸に突き刺さってなんともいえない気持ちになれますぜ。