閃光のナイトレイド 第3話「ビッグフォーに影は落ちる」(ネタバレあり)
前回あった雪菜の回想の延長とでもいおうか、今回は雪菜の兄と関係がある話だった。
雪菜は今の桜井機関に兄を探す目的で所属しているのだが、その桜井機関と兄が率いている関東軍の一部隊とは敵対する関係であり、それはつまり雪菜と兄もまた敵対関係にあるということでもある。
そんな状況下である日兄から手紙が届き、今自分が何をしているのかなど話したいことがあるので使いを遣るから来いと言われた雪菜。
恐らくどうしようか迷っていたのだろうが、その使いが雪菜と会うついでなのかはわからないがデパートを爆破しようと画策していることが判明する。
それが何の目的なのかは定かではないが雪菜は当然それを防ごうとし、他の3人と共にビッグフォーと呼ばれるデパートのうち3つを探索するのだが、その途中で葛と似たような能力を持った手紙で言っていた“使い”に妨害をされてしまう。
何とか追い詰めるも屋上にて「アドバルーンに毒の粉が入っていて少しでも妙な動きをすれば爆破するよ」といわれて動けなくなる雪菜たち。
どうやら相手も少しは心を読めるらしく明らかに詰んでいたのだが、ここで雪菜がポシェットから昔兄から贈られた万年筆を取り出し落とすという行動に出る。
普通取り出そうとした時点で怪しいので「スイッチオン→ドーン→ゲームオーバー」なのだが、親切にも一部始終見守って「?」という表情を敵さんはしてくれたというね。
結果落ちた万年筆をすぐさま葵のサイキネで動かし、スイッチを破壊し敵さんも吹っ飛ばしてミッションコンプリートと相成ったわけである。
今回、最後に兄から贈られた万年筆を使って敵を撃退したことで、雪菜が兄との決別を選んだということを表現したかったのだと思う。
雪菜の兄が何を思って何の目的で行動しているのかはわからないが、1話をまるまる雪菜の心情に使っているわけで、今後この2人が直接ぶつかり合う時には大きな山場を迎えるのだろう。
その頃には雪菜の中の人も少しは成長しているといいけど。
あと、これは内容とは関係ないのだが、舞台が上海だからといって何も中国語だか上海語だかにこだわる必要はないと思う。
余りにも発音がよろしくないし、話すことに意識がいっていて演技が微妙になっているのでいいこと一つもないもの。
それならいっそ全員が風蘭みたいに「〜アルよ」でいいと思う。
シリアスなアニメだけにかなりシュールになるとは思うけどね。