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荒川アンダー ザ ブリッジ 第3話「3 BRIDGE」(ネタバレあり)


先週うっかりと書くのを忘れていただけであり、決して切ったわけではない。

初回の評価のみが高く、後からどんどん下降していってしまうなんていうこともなく、面白さにおいては抜群の安定感を見せている。

新しいキャラクターがたくさん出てきているにもかかわらず、何故こうも面白いのか。


まずは話の短さが挙げられると思う。

1話の中で一応話はつながっているものの、一旦仕切りなおしのような感じでタイトルをつけて分けてあり、今回でもう2クール分ぐらい進んだことになっている。

こうやって区切ることで、話がだらだらと垂れ流されることを防いでいるのかもしれない。面白いし画期的な試みである。


あと登場人物を一目でわかるようにキャラ立ちさせたことと、名前を覚えやすくしたことも面白さにつながっていると思う。

ここまで意味のわからない連中だと色んな面白いことがやれそうだが、各キャラクターの個性がぶつかり合って調和が取れ無さそうな気もする。

しかし実際は見事に役割分担がなされており、毎週欠かさず出てくるキャラクターをニノとリクに限定しているためごちゃごちゃした感じも出ていない。(村長は画面の端にいたりすることもあるが)


そして何より、神谷浩史氏をはじめとする声優陣の演技力がこの作品の面白さをより確かなものとしているのではないだろうか。

こういう笑いを前面に押し出した作品の場合、何よりも絶妙な間と台詞の自然さが要求されると思う。

特にいくらいいボケをかましていたところで、強烈なツッコミが無ければ笑いは生まれないわけで、神谷さんのツッコミがどれだけハイクオリティなのかがよく分かる。


こうした随所に見られる工夫と、スタッフの努力によって面白さが維持されているのだろう。

ちなみに私が今回一番笑ったのは、リクのデートプランの中にあった首相を交えてのディナーのくだりである。「さ〜く〜ら〜じゃないのぉ〜↑」は反則だ。

この作品は見ていて時間が経つのが一番早く感じられるほど面白く、毎週本当に楽しみに見させてくれるすばらしい作品だと思う。

4月から始まるアニメをまとめて評価したときにも述べたが、やはりこれとGIANT KILLINGだけでも見ておいて損は無いと改めて認識しているしだいである。